明後日、5月29日はTOEIC試験日。
TOEICは年に10回実施されていますが、
今回から試験形式が新しくなります。
私ロイも10年振りに受験することにしました。
(前回、990点(満点)を取れたので卒業した
つもりでおりました)
思い返せば、10年前の5月にもTOEICの
試験形式が新しくなりました。
リスニングでアメリカ英語だけしかなかったのが、
イギリス英語なども導入されたり、
20問あったPart1が10問に減ったり……
そして10年経って、今度はPart1がさらに減って
6問、Part2も30問から25問、Part5も
40問から30問になります。
そして、長文系の問題が増加します。
(詳しい変更点などは、TOEICのこちらのページを
ご覧ください。)
さて、新形式となるTOEICを受験しようと思っている方のために、
イングリッシュ・ドクター流の
「TOEIC試験直前にすべきではないこと、すべきこと」
をいくつかご紹介します。
<すべきではないこと>
1.単語の暗記
試験直前まで、英単語を覚える……というのは
学校の定期試験では通用したかもしれません。
それは、試験範囲の決まっている試験だから。
TOEICには試験範囲はありませんから、
「必ず出る単語」というものは存在しません。
ですから、単語を直前に暗記しても、
スコアはほとんど良くならないため非効率なのです。
2.文法の暗記
文法に自信がないからといって、文法書を
眺めても、やはりスコアはほとんど変わりません。
TOEICは、日本人の弱いところ
(文法もリスニングも)を強化するために
作られている試験です。
↑知っていましたか?
ですから「日本人の弱点」とされる典型的な
ポイントをしっかりと克服しない限り、
スコアはUPしないのです。
もし、文法問題が苦手…という場合には、
それこそしっかりと勉強するべきです。
分からない箇所があれば、1つでも2つでも、
しっかりと理解できるように勉強する方が
いいですね。
3.その他、激しい勉強
「火事場の馬鹿力」という言葉があるように
直前になるとものすごい力を発揮する人が
いらっしゃいます。
ですが、そこで英語知識を詰め込むことも
残念ながらオススメできません。
TOEICは専門的に言うと
「Proficiency Test(習熟度試験)」。
それも、非常によくできている試験です。
付け焼刃の知識や、中途半端な理解では、
紛らわしい選択肢に引っ掛かって終わります。
「習熟」、つまり、深い理解をすることや
実用的なレベルで身につけることを
ぜひ意識しましょう。
<すべきこと>
1.試験形式の確認
TOEICは非常に「時間がない」ことで有名な試験です。
2時間で200問を解かないといけないのです。
もし、試験形式をよく分からないままに
「実力を試そう」
と思っているのであれば、それは非常に危険です。
TOEICは、試験形式を理解しておかなければ
実力を全く発揮できなくなる試験なのです。
今回は特に、試験形式が変更になります。
しっかりとチェックしておきましょう。
2.体調管理
試験は2時間で、かなりの集中力を要求されます。
ですから、万全の体調で試験に臨めるように、
しっかりと体調管理を行なってください。
特に前日は、しっかりとリラックスして
十分に睡眠を取りましょう。
3.シミュレーション
プロのスポーツ選手は事前に頭の中で
様々なシミュレーションを行ないます。
TOEICに関しては、
「うまく行かなかった場合」
の想定をしておきましょう。
例えば、リスニング問題で全然聞き取れなかったらどうするか?
Part5の文法問題で、悩んだ時にどうするか?
上にも書きましたが、TOEICは時間のない試験です。
スコアが700~800点の人でも、
全部を解けなかったりするものです。
そのくらい時間が足りない試験なのです。
つまり「悩む」のは時間のムダ。
1問に余計な時間をかけてしまうと、
他の問題を解く時間がなくなり、
スコアが大幅に下がってしまうのです。
私がTOEIC受験に当たり、一番気をつけるのは
タイムマネージメントです。
もし悩むような問題が出てきたら、仕方ないので
適当に答えを選び、すぐ次の問題に進みます。
今回から、新形式になることで、さらに
時間が足りなくなることが予想されます。
その辺りを、事前にしっかりと想定しておくことを
おススメします。
ということで、新形式となるTOEIC試験が
せまってきましたので、TOEIC試験直前に
すべきではないことと、すべきことを挙げてみました。
ご参考になれば幸いです。
では、受験される方は、Good luck!