学研教室さんにて英語の先生向けの研修をやらせていただきました

 

...学研教室さんにて英語の先生向けの研修をやらせていただきました


今日は立川で、学研教室さんの研修をやらせていただきました。
対象は、立川地区で学研教室を営んでいる英語の先生方です。

学研教室(立川)での英語研修

テーマとしては、
・be動詞
・関係代名詞

の指導についてお悩みが多いということで、
その辺りについてお話させていただきました。

従来の教え方だと
・be動詞は「です」
・関係代名詞は「2つの文をつなげて1つにする」
・関係代名詞の目的格は省略できる
・関係代名詞にはthatも使える
・先行詞が最上級、only、every/all/any/noがつく時はthatしか使えない
etc…

と様々な暗記をさせられているんですよね。

その辺りを「感じる」ことができれば、暗記が圧倒的に減るという
お話をさせていただきました。

 

ただ、最終的に私ロイがお伝えしたかったことは、それとはちょっと
別のところにあります。

英語は今まで「暗記科目」として教わってきている人がほとんどです。
「英語はこういうものだから、覚えなさい」と先生に言われるわけです。

それは、ちょっと視点を変えると、“宗教”みたいなものなのかもしれません。
だって、よく分からないものを、信じろと言われるのですから。

 

私は、英語は「暗記科目」じゃなくて「納得科目」だとお伝えしています。

それはつまり、「自分の感覚」を使って、しっかりと感じてください、
ということなんです。

英語を教える方の視点としても、生徒さんが「英語ができるようになる」ことは
もちろん大事ですが、それは「結果」に過ぎません。

本当に大事なのは「プロセス」なんです。

では、英語学習における大事なプロセスとは何か?

「自分の感覚を信じられる体験を積み重ねること」、そしてその結果として
「英語の上達が感じられること(そこがつながること)」ではないでしょうか?

ぜひですね、そんな視点を持って英語の指導にあたられる先生が増えることを祈っています。

 


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。