これも飲酒運転?

 

...これも飲酒運転?


アメリカのミネソタ州からのニュースです。

62歳の男性が飲酒運転をして、駐車中の車に突っ込みました。

しかし、この男性が運転していたのはなんと・・・

 

「ソファー」

 

だったのです。

La-Z-Boy 社のソファーを改造して運転していました。
(写真がありますので、ニュース記事をご覧下さい。)

情報源&英文引用元

Man Pleads Guilty To Driving La-Z-Boy Under The Influence

■気になった英語表現<その1>

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A Proctor man driving a motorized La-Z-Boy lounge chair hit
a parked vehicle while under the influence of alcohol.
モーターをつけた改造La-Z-Boyラウンジチェアを飲酒運転していた
プロクターに住む男性は、停車していた車に衝突した。(ロイ訳)
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motorize は「モーターをつける」ということですね。
-izeで「~化する」という動詞です。

■気になった英語表現<その2>

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Dennis LeRoy Anderson, 62, pleaded guilty Monday in St. Louis County
District Court to DWI in connection with the Aug. 31, 2008, incident in Proctor.
アンダーソンさん(62歳)は2008/8/31のプロクターでの事件に関連して、
セントルイス郡の地方裁判所で月曜日、罪を認めた。(ロイ訳)
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DWI は driving while intoxicated の略で、つまり飲酒運転ということです。

plead guilty は裁判ではかならず出てくる表現で「罪を認める」ことです。
「無罪を申し立てる」場合には plead not guilty になります。

■気になった英語表現<その3>

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There were no injuries.
怪我はなかった。(ロイ訳)
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injure が「怪我をさせる、負傷させる」という意味合いの動詞で、
名詞形が injury ですね。

■気になった英語表現<その4>

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The chair had a small steering wheel, about a third of the size
of a golf cart’s, coming straight up from the middle of the La-Z-Boy.
その椅子には小さなハンドル(ゴルフカートのそれの3分の1ほど)が
ついており、椅子の真ん中にまっすぐ伸びていた。(ロイ訳)
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詳しくは写真をご覧いただきたいのですが、ハンドルのことは英語では
steering wheel と言います。
a third(もしくは one third)は「3分の1」ということです。

come up と come が使われているのは、座る人から見た時に、
ハンドルが自分の方に向かって伸びているからです。

ひとこと

この改造椅子、良く作ったなぁという感じですが、
没収され、オークションにかけられるそうです。


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。