パプリカを英語でpaprikaとはあまり言わない

 

...パプリカを英語でpaprikaとはあまり言わない


こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤 ロイです。
 
前回の記事では、駅弁の中に
「ピーマンやパプリカの素揚げ」
が入っていて、それを英語でどう表現すればよいか

というお話をしました。
 
その「お品書き」には
 

 
つまり「赤パプリカ」のことが
「red paprika」
と書かれていました。
 
ただ、英語ではpaprika という言葉は
あまり使わないかもしれません。
 

bell pepperという表現がある

赤パプリカのことは、
red bell pepper
と呼んだ方が伝わりやすいでしょう。
 
「鈴のような形をしている」から
bell pepper なんですね。
 
日本人の感覚からすると、
「ペッパー」と言われると
辛そう(刺激がありそう)ですが、
 
英語では sweet pepper という
表現もできますから、別に辛いとは
限らないのです。
 
ピーマンであれば、bellをつけずに
green pepper
だけで充分です。海外で「緑」と
言ったらピーマンになります。
 
ただ、red pepper と言ってしまうと
「唐辛子」がありますから、
「赤パプリカ」は区別するために
red bell pepper
のように言うと良いでしょう。
 

P.S. では「獅子唐(ししとう)」は?

海外では、green pepper と言えば
「ピーマン」を指します。
 
でも、緑色といえば「獅子唐」も
ありますよね。
 
これは英語でどう言ったらいいんだろう、
と思って、まずはグーグル先生に尋ねて
みました。
 
その結果・・・
 
↓↓↓
 

 
ちょっと!!!
 
グーグル先生、それはないでしょ(笑)
 
「Chinese dumplings」って
「餃子」とかのことですよ。
 
検索して調べてみた感じでは、獅子唐については
sweet green pepper
という言い方のほか
shishito (green) pepper
というのも出てきましたね。
 


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。