示談金はもらえたけど…

 

...示談金はもらえたけど…


アメリカ、ロサンゼルスからのニュースです。

ある高齢の男性の自動車保険が突然、
保険会社によって無効にされてしまいました。

そこで保険会社の本社に行き、苦情を申し立てたら、
なんと力づくで追い出されたのです。

彼は訴訟を起こし、保険会社は示談に応じました。

しかし、その支払いは変わった形で行なわれました。

男性の弁護士のオフィスに、なんと・・・

 

小銭の入ったバケツ17個が届けられたのです。

 

写真はこちら。

■情報源&英文引用元

Buckets of coins delivered by insurance company to settle lawsuit

■気になった英語表現<その1>

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An insurance company settled a lawsuit with a Los
Angeles man by dropping off buckets full of
thousands of quarters, nickels, dimes and pennies
ある保険会社がロサンゼルスに住む男性との訴訟で和解
に応じ、何千枚もの小銭でいっぱいになったバケツを
置いていった。(ロイ訳)
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settle は「決める」とか「落ち着かせる」といった
意味合いですが、settle a lawsuit(訴訟)だと
「和解する、示談金を払う」ことになります。

drop off は「車から降ろす」とか「置いて立ち去る」
ことを表しています。

アメリカのお金(小銭)の呼び方はぜひ知っておきましょう。

quarter:25セント
nickel:5セント
dime:10セント
penny:1セント

・・・quarters, nickels, dimes and pennies ですから
金額が多い順ではないんですね。

■気になった英語表現<その2>

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Gallo said he refused to accept the delivery because
he couldn’t verify the amount in the buckets.
ギャロ氏はバケツの中の金額を確認できないとして、
受け取りを拒否した。(ロイ訳)
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refuse to (do) で「~するのを拒否する」ということですね。

amount は「量」ですが、ここでは the amount of money
つまり、「金額」を表します。

■気になった英語表現<その3>

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But, he said, the cash was left the next day when
he was at court.
しかし翌日、彼が裁判に行っている間に、小銭の入った
バケツが置き去りにされていた。(ロイ訳)
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left は leave(残す)の受身ですね。

be at court はもし at the court であれば「裁判所にいる」
という意味になりますが、これは無冠詞で court なので、
「裁判に出ている」ことを意味します。

■気になった英語表現<その4>

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It’s insulting to my client.
これは私のクライアントに対する侮辱だ。(ロイ訳)
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insult は動詞で「侮辱する」、もしくは名詞で「侮辱」です。
insulting は形容詞で「侮辱的な、無礼な」ですね。

■気になった英語表現<その5>

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If the money’s short, then we’ll probably go back
into court to ask for the full amount, along with
the cost of counting the coins and hopefully some sanctions.
もしお金が不足していたら、おそらく法廷に再度訴え、
全額の支払いと、小銭を数えるのにかかった費用の補償、
そして可能なら何らかの処罰を求めるだろう。(ロイ訳)
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short は「(お金などが)不足している」という意味合いですね。
「資金がショートする」のような言い方をしますよね。

I’m 10 dollars short. と言えば「10ドル足りない」ということです。


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。