A Walk To Remeber(初中級)

 

...A Walk To Remeber(初中級)


青春を感じる読みやすい小説です。

A Walk To Remember

 

これは青春を感じる小説です。

主人公のランドン・カーター(Landon Carter)(57歳)が40年前、
つまり17歳の時のことを一人称で語るという形式を取っています。

ですので、ほとんどが口語で書かれており、とても読みやすい英語で書かれています。

40年前の話だけあって、若者の夜遊びの仕方や、男女の付き合い方などにも
時代を少し感じますが、逆に言えば安心して読めるストーリー/英語だと言えます。

17歳の少年・・・いやー、青春ですね。

実はこの本は、たまたま手に入ったものなので、全然期待しないで読んでみたのですが、
思ったよりもずっと引き込まれてしまいました。

最初の方で例えばfornicatorなどのような聞いたこともない単語が少しだけ出てきますが、
全般的にはとても読みやすいですので、少し洋書に慣れてきて、ちょっと長めの本に
挑戦してみたい方に丁度良いかもしれません。(約230ページあります。)

たまに風景だとか情景の描写があるのですが、それがとても難しく感じるくらい、
全体的に読みやすいのではないかと思います。

 

この本のプロローグには次のように書いてあります。

First you will smile, and then you will cry – don’t say you haven’t been warned.

確かにその通り、最後の方は悲しい雰囲気になります。
ですが、とても感動的なお話でもあり、個人的には読んで良かったな、と思える小説でした。

因みにこの作者のニコラス・スパークスさんは
Message in a Bottle(メッセージ・イン・ア・ボトル)を書いた人なんですね。

 

A Walk to Remember

A Walk To Remember

 


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。