bookとreservationはどう違うのか?

 

...bookとreservationはどう違うのか?


読者の方から、こういうご質問を頂きました。

Q.「予約」という場合に、book と reservation の使い方の違いが分かりません。ずっと気になっているのでぜひ教えて下さい。

 

まずですね、book と reservation は品詞が違います。

book は(「名詞」だともちろん「本」という意味ですが)
「予約する」という意味の動詞です。

例えば
book a flight(飛行機を予約する)
book a hotel room(ホテルの部屋を予約する)
などのように使います。

「予約」という名詞は booking ですね。
(ダブル・ブッキングなどと言いますよね)

なお、book はイギリス英語でよく使われます。

 

それに対して、reservation は -tion で終わっていますので名詞であり、
「予約」という意味ですね。
「予約をする」という意味では make a reservation という言い方をすることが多く、
アメリカ英語でよく使われます。

例えばホテルやレストランなどに電話して、
I’d like to make a reservation for tonight.
と言えば「今夜の予約をしたい」ことが表現できます。

また、動詞形の reserve も使えます。ただ、この場合には
目的語として予約するモノを(room とか ticketなどと)
言わなければなりません。

例えば
reserve a room(部屋の予約)
reserve a ticket(チケットの予約)
ということですね(book と同じですね)。

その意味で make a reservation という言葉は、状況によりますが
I’d like to make a reservation.
だけで済ますことができますので、便利な表現ですね。

 


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。