英会話教材の中に、
Nobody can help you with that.
(それに関しては誰もあなたを助けてあげられません)
という例文が出てきました。
私だったら
Nobody can help you about that.
のようにaboutにするところなのですが、なぜwithなのでしょうか?
まずは、「about = ~について」という暗記から脱却しましょう、
という話をこちらの記事でしました。
aboutのイメージは「周り」。
Nobody can help you about that.
という言い方ももちろんできますが、
「その辺りについては…」というニュアンスになります。
withのイメージ
withのイメージは元々は「一緒にいる」ことです。
そこから例えば「I’m not with him now.」と言えば
「いま彼とは一緒にいない」ことになりますし、
「with a pen in his hand」というのは
難しく言えば「付帯状況」になりますが、
何かを「持っている」ことにもなります。
「~について」という意味にも派生するwith
さて、
I’m happy with what I have.
という英文の意味が分かりますか?
これは「持っている」という意味合い、つまり
「自分が持っているもの“で”満足」
とも訳せます。
しかしそれだけでなく、
「自分が持っているもの“に関して”満足」
と捉えることもできるのです。
つまり、「~について」という意味にも
なるということなのです。
Nobody can help you with that.
はそういう使い方なのです。