多くの英語学習者の方が、こう思っているのではないでしょうか?
「英語が話せるようになる教材が欲しい」
「英語がマスターできる教材はないの?」
その気持ちはよく分かります。
でも、そういう教材を探してはいけません。
その理由はシンプルです。
英語は1つの教材だけでマスターできるほど、単純なものではないからです。
一口に「英語力」と言っても、それは様々な力の組み合わせです。
リスニング力、発音、語彙力(ボキャブラリー)、文法力など様々な側面があります。
それら全てが1つの教材を使っただけで同時に身につく・・・ということは残念ながら困難だと言わざるを得ません。
違う言い方をするなら「教材=題材」です。
「この教材を使えば上達する」という考え方がうまく行かないことは、他のモノに喩えてみるとよく分かります。
車のレースで喩えるなら「このコースを走ると上達する」、
野球で喩えるなら「この球場で練習すると上達する」ということです。
変な考え方ですよね(笑)
もちろん、教材は自分のレベルに合ったものである必要があります。
でも、教材はあくまでも学習のための題材に過ぎないのです。
私ロイは、「私は○○という教材のおかげで上達しました」という上級者を見たことがありません。
そもそも、教材が良いから上達できるのではありません。
教材の「使い方」が良いから上達するのです。
ですから、良い教材を探すのではなく、教材をうまく使える自分になりましょう。