火事の後、ベッドから発見されたのは・・・

 

...火事の後、ベッドから発見されたのは・・・


アメリカ、ペンシルバニア州からのニュースです。

深夜に火事がありました。
火の勢いが強く、屋根も一部が崩れ落ちました。

火が収まった2時間後、消防士が家の中を捜索すると、
驚くべきものを発見しました。

寝室に入った消防士が発見したのは、なんと・・・

 

「ベッドでぐっすりと寝ていた男性」です。

 

男は何が起こったかをしばらく理解できませんでしたが、少し煙を吸った
だけで怪我や火傷などはありませんでした。

情報源&英文引用元

Pa. man sleeps through house fire, survives

■気になった英語表現<その1>

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A suburban Pittsburgh man slept soundly as his home caught on fire
and partially collapsed.
ピッツバーグの郊外に住む男性が、自宅が火事になり一部崩壊する中、
ぐっすりと眠っていた。(ロイ訳)
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sound は名詞で使うと「音」ですが、形容詞で使うと「健全な」といった意味があります。
sleep soundly は「ぐっすりと眠る」ということです。

また「火事」とか「燃える」ことは、日本語でも「火が”つく”」と言いますが、
接触のonを使ってon fireと言います。

■気になった英語表現<その2>

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It wasn’t until firefighters did a walk-through of the home
more than two hours later that he woke up.
彼が目が覚めたのは、2時間以上経って消防士らが家の中を捜索してからだった。(ロイ訳)
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it … that 構文ですが、それを使わなければ
He didn’t wake up until firefighters did a walk-through…
となります。

■気になった英語表現<その3>

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Fire Marshal John Reubi says he was “flabbergasted” that anyone survived the blaze.
ジョン・ルービ消防隊長は、あの火事で生き延びた人がいたことに「ぶったまげた」と語った。(ロイ訳)
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flabbergastは「びっくり仰天させる」という意味合いのかなりくだけた言葉ですね。
普通、ニュースで使う言葉としてはふさわしくないのですが、敢えて使ったんでしょうね。
引用マークになっていますので、実際に隊長が使っています。

■気になった英語表現<その4>

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After controlling the fire, firefighters walked through and found the man in a bedroom.
鎮火させた後、消防士らは捜索を行い、寝室の1つにいる男性を見つけた。(ロイ訳)
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walk through は「じっくりと調べながら歩く」ニュアンスがあります。
ビジネス英語で「レビュー」のことを walk through と言ったりしますよね。

また、found the man in a bedroom の冠詞に注意してください。
the man なのは、既に話題に登っている男だからです。
a bedroom なのは、その家には寝室が複数あるからです。

■気になった英語表現<その5>

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it appeared the man had no idea what was going on.
男は何が起こっているのかを全く掴めていないように見えた。(ロイ訳)
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appear は「~のように見える」、have no idea で「全く分からない」ということですね。

ひとこと

消防士さんも、寝ていた男性も、ダブルでびっくりですね。


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。