いたずら電話の犯人は・・・?

 

...いたずら電話の犯人は・・・?


アメリカ、ミネソタ州からのニュースです。

69歳の女性が、くり返し、いたずら電話の被害を受けました。

警察に相談して、犯人を捕まえることができたのですが、

その犯人はなんと・・・

 

  自分の孫娘

 

だったのです。

孫娘は退屈で、何か楽しいことがしたかったため、自分の祖母に対して、
友人と一緒にいたずら電話を繰り返していたそうです。

■情報源&英文引用元

Granddaughter, 21, charged with making prank phone calls to Forest Lake grandmother

■気になった英語表現<その1>

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A Cambridge, Minn., woman accused of prank-calling her Forest Lake
grandmother out of boredom now faces felony charges in the harassment.
退屈をまぎらわすためにフォレストレイクに住む祖母にいたずら電話をした
ミネソタ州ケンブリッジの女性は、迷惑行為の重罪に問われている。(ロイ訳)
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prank call で「いたずら電話、迷惑電話」のことですが、ここでは動詞で
使われています。

boredom は「退屈」ですね。
bored で「退屈した」ですが、その名詞形です。

■気になった英語表現<その2>

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she and another woman repeatedly called her grandma’s cell phone
because they were “bored” and “wanted to have some fun.”
彼女ともう一人の女性は、彼女の祖母の携帯電話にくり返しいたずら電話を
かけたが、その理由は退屈で、楽しいことをしたかったからだった。(ロイ訳)
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ダブルクォート(”)で囲まれているのは、それが彼女らが実際に使った言葉
を引用しているからですね。

■気になった英語表現<その3>

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The friend, 20-year-old Christina Marie Johnson, also of Cambridge,
has been charged as well.
同じくケンブリッジに住む20歳の友人も同様に訴えられている。(ロイ訳)
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of Cambridge と前置詞は of を使います。

■気になった英語表現<その4>

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While officers were at the home, the phone rang more than 20 times.
警官が被害者宅に待機している間も、電話は20回以上かかってきた。(ロイ訳)
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「家(自宅)にいる」ことは at home ですが、ここでは警察が被害者の
家にいますので at the home と the がついていますね。

■気になった英語表現<その5>

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She said she knew it was wrong but not that it was illegal.
良くないことだとはわかっていたが、法律に触れるとは思っていなかったと
彼女は言った。(ロイ訳)
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not that が何だか分かりづらいかもしれませんが、
she knew (that) it was wrong but (she did) not (know) that it was illegal
をまとめて(省略して)
she knew it was wrong but not that it was illegal
となっています。


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。