情報をまとめる力をつけると、英語も上達が早い

 

...情報をまとめる力をつけると、英語も上達が早い


こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤 ロイです。
 
英語ではなく日本語のお話ですが、
あなたはこういうことを言われたことがありませんか?
 
・くどい
・話が曖昧
・オチがない
・話が見えない
・前置きが長すぎ
・つまり結論は何?
・よく分からなかった
・結局何が言いたいの?
・もう一回説明してほしい

 
そういう人に欠けているものは、
「要約力」だということを教えてくれるのが
 
『9割捨てて10割伝わる「要約力」』(日本実業出版社)
 

 
という本です。
 
 
著者の山口拓朗さん(写真左)は、昔はライターとして
3,300件以上の取材&執筆をしてきた方であり、

現在では文章の書き方について、約20冊もの本を出し、
日本だけでなく、中国をはじめとする海外にも
そのノウハウを伝えています。
 
 
「要約力」という言葉は、著者の造語ですから
聞きなれない人もいると思いますが、要するに

「情報を分かりやすくまとめる力」

ということです。

英語学習の専門家である私が
なぜこの本を勧めるのか?

その理由はシンプル――。
 
英語を話す時には、
日本語力がベースとなるからです。

 
英語は特に「結論から伝える」言語なのです。
 
 
日本語的な、状況説明からダラダラと行なう
ような話し方をしていては、話が非常に
伝わりづらくなってしまいます。
 
(欧米で仕事をすると、相手がだんだん
イライラしてきたりすることも実際にあります)
 
 
例えば、167ページに「具体性」が大事だと
いう話があります。
 
例として出ている日本語がこちらです。
 

「課長。明日は少し人数が減ります。
時間はどうしましょう?」

 
これは、文脈に依存しまくった、
非常にあいまいな話し方なのです。
 
 
明日、一体何があるのか?

「少し」とはどのくらいなのか?

「時間はどうしましょう」とはどういう意味か?
 
そこを明確にしないと、日本語でもなかなか
通じないですし、英語だとなおさら無理です。
 
 
これがもし、

「○○課長。明日のミーティングは、
参加者が(2名減って)全部で5名です。
時間は何時に始めましょうか?」

なのであれば、例えば以下のような
英語にしやすくなるわけです。
 
Mr. ○○, we will have 5 people
at the meeting tomorrow.
What time should we start?

 
 
もう1つ例を紹介しますと・・・
 

「搬入先が変更になったので、うまく
調整しておいてもらえますか?

 
これは一体、どのように変更になったのでしょうか。
 
また「調整」というのは具体的に何をすれば
いいのでしょうか?
 
そこが明確にならないと、相手には伝わらないのです。
 
 
ご参考までに、私が講座でよく例に出すのは

「よろしくお願いします」

という日本語です。
 
これを「英語には訳せない」と説明する先生が
時々いますが、それは正しくありません。
 
「よろしく」が英語に訳せないのではなく、

「よろしく」と言っている人が、日本語であっても
何を頼んでいるのか自分でもよく分かっていないだけ

なんですよ。
 
 
日本語で具体的ではないものは、当然ながら
英語には訳せません。
 
ですから、まずは具体的な日本語を使い、
「自分の言いたいことを明確にすること」
が大切なんですよ。
 
そのための、日本語力を高めるヒントが満載
なのがこの本、
 
『9割捨てて10割伝わる「要約力」』(日本実業出版社)
 

 
です。
 
 
ちなみに、本というものは、最後の方に、
著者の本当に言いたいメッセージがあるものです。
 
この本で一番最後(「おわりに」の直前)に書かれて
いるのはなんと、
 
「愛」と「情熱」です。
 
山口拓朗さんは、おそらくこれが言いたいんですよ。
 
 
分かりやすく話せるようになるために必要なのは
小手先のテクニックではありません。
 
なぜなら、今の時代は「超情報化社会」ですから、
情報があふれています。
 
そこで「多すぎる情報をまとめる」ためには、
「あなたの主体性」が大事になります。
 
何が大事で、何が大事でないか。
 
それを決めるのは、あなたの「愛」なんです。
 
何を伝えたいかは、あなたの「情熱」によって
決まります。
 
それらがないと、あなたは多すぎる情報の海に
おぼれてしまう可能性が高いのです。
 
 
英語を話すことも、実はよく似ていて、
「愛」と「情熱」が大切なんです。
 
英文をただ覚えてしゃべったところで、
外国人の友達はできません。
 
あなたの「愛」と「情熱」が伝わることで、
文化や人種を越えて、友となれるのです。
 
 
私も来月8月に新刊が出ます。
 
そこでお伝えする内容(タイトル)は、
 
『英語を話したいなら、まずは日本語の話し方を変えなさい!』
 
 
そう、日本語を意識することが大事だ
というお話なのです。
 
上記の新刊が8月22日に出ますから、
英語力を上達させたい方はぜひその前に
今回ご紹介した山口拓朗さんの本で
日本語を磨いておいてくださいませ^^
 
P.S.
いや、英語に興味ないという方であっても
山口拓朗さんの今回の本はとてもオススメ
ですよ。
 
『9割捨てて10割伝わる「要約力」』(日本実業出版社)
 

 
P.S.2
一番上の写真で真ん中にいる女性は、
「伝わる話し方」の専門家、
宮川晴代さん(HALさん)
です。
 
先日、HALさんの「一流の伝える力.TV」の
ゲストにお呼びいただいた時のバックナンバー
動画はこちら。
 

 


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。