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英語系の著者の方から
「ロイさんに会いたい!」
というラブコールをいただきまして^^
編集者さんにおつなぎいただいて、ランチをしてきました。
その方は、鈴木信貴さん。
昨年3月に秀和システムさんから
『デスマーチに追われるIT技術者が
勉強せずに英語力を身につけてキャリアアップした方法』
というご本を上梓された方です。
こんな方にオススメ:忙しくて時間がない方
この本は、
「仕事で忙しくて英語の学習時間がなかなか捻出できない」
けど
「英語をやらないといけない/必要性がある」
という人にオススメです。
鈴木さんは、元々理系で、英語が得意なわけでも
なんでもありません(元々のTOEICスコアは565点)。
IT技術者ですから、残業でお忙しい中、
英語学習の時間をうまく確保して、
TOEICで915点を獲得されました。
タイトルは忘れてください
タイトルは
『デスマーチに追われるIT技術者が
勉強せずに英語力を身につけてキャリアアップした方法』
ですが、これはあまり気にされないことをオススメします。
「勉強せずに」というのはちょっと表現として
どうかなと思うからです。
まあタイトルは、著者ではなく出版社に
決定権がありますから仕方ありませんが、
タイトルのせいで損をしている感じがしますね。
そのせいで、本来この本が届くべき人たちに
届いていない気がしています。
本来の意図としては、
机に向かって勉強するのではなく、
うまく生活の中に取り入れよう――
ということだと思います。
そして、生活の中に取り入れるのは、
私も『英語を「続ける」技術』でお伝えしていますが
非常に大切なことです。
この本で学べること
第1章は「英語を上達させたいなら変えるべき14の行動」
例えば、
・いきなり英語ニュースを聞こう、読もうとする
・英語を後ろから訳す
・歯を食いしばって頑張る
・メモを取らない
・英語に一切触れない日がある
・・・などといった方は要注意ですよ
第2章は「英語を上達させたいなら捨てるべき11の思い込み」
・英語は日本に住んでいると難しい
・英語は大人になってからは難しい
・やっただけ成果が出るもの
・自分は飽きっぽいから続かない…
・・・などと思ってしまっていませんか?
第3章は「英語ができるようになる18の行動」
鈴木さんのこの本は、
「英語を続けられるコツ」
を教えてくれます。
別に大変なことをする必要も、
頑張る必要もありません。
あなたが普段やっていることを
ちょっとだけ変えればOKなんです。
多くの人が「形から入ろう」とします。
そうすると、例えばスクールに通う。
本や教材を買ってきて、まるまるやろうとする。
それでは、生活パターンを大きく変えない
限り、続きませんよね。
でもホンの一例ですが、帰宅したときにテレビをつける
習慣のある方だったら、例えば・・・
例:ちょっとだけYouTubeの英語動画を流してみる。
例:テレビを英語音声に切り替えてみる。
そういった、ほんのひと工夫であれば、
誰でもできますし、負担にならないはずです。
ほんのわずかな違いかもしれません。
それで効果があるの?と思うかもしれません。
しかし、それを積み重ねることで、
TOEICスコアを565⇒915にUPさせたのが
この本の著者、鈴木さんなんです。
ゴルフでは、ナイスショットと
OBになる(コース外に飛んでしまう)時で、
打つ瞬間にはほんの数ミリしか違わない
と聞いたことがあります。
小さな積み重ねが、大きな違いを生むわけですが、
その「小さな工夫」の大切さを教えてくれるのが
鈴木信貴さんのこのご本なんです。
別に全部をやる必要はありません。
たくさんのコツが書いてありますから、
その中からぜひ1つでも2つでもいいから
できそうなものを取り入れたら良いと思います。
おまけ
著者の鈴木信貴さんはITエンジニア。
私も元SE(システムエンジニア)だから
分かるのですが、読んでいて、まるで
「技術系のドキュメント」
を読んでいる気がしました。
え、そんなことまで想定してあるの?という
異常系のパターンまで網羅してあるからです^^
例えば「カフェで英会話レッスン」を受ける
ことが紹介されています。
(英会話スクールは、本気度が高い人向けだから
だそうです)
そこで「先生のお茶代をどうすべきか」
について論じられているのです(笑)
鈴木さんのことを紹介してくれた編集者さんは
「これ、英語学習の本には要らないでしょ?」
とぶった切っていました。
いや、でも、これはまさに技術者が書く文書
なんですよ。
ここまできちんと想定しておかないと、
システム構築はできませんからね!
そんなところが個人的にはツボだったのですが、
かゆいところにまで手が届く、技術者好みの
本に仕上がっていると思いました^^
忙しくて英語を学ぶ時間が取れない、
という方はぜひ参考にどうぞ!
もっと売れていて良いんだけど、
(まあ好き嫌いは分かれるかもしれませんが)
タイトルで損をしている良書だと思ったので
ご紹介に熱が入りました^^
『デスマーチに追われるIT技術者が
勉強せずに英語力を身につけてキャリアアップした方法』