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ゆりやんレトリィバァがAGT 2019のオーディションに挑戦
こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤 ロイです。
芸人の、ゆりやんレトリィバァさんが
アメリカの人気オーディション番組
America’s Got Talent(アメリカズゴットタレント)に
出演したことが話題になっていますね。
残念ながらオーディションの結果は不合格でしたが、
かなりの笑いを取り、盛り上がっていました。
動画はこちらです。
ゆりやんレトリィバァの英語力は?
ゆりやんレトリィバァさんが英語が得意だということを
私も今まで知らなかったんですが、Wikipediaによると
・大学では映画研究会で、洋画を見て英語を勉強していた
・テレビの企画で90日間NYに滞在
といった経験がおありなようです。
だからなのか、と納得がいったのは、
生の英語をかなり聞き取れているところ。
日本人が英語で一番苦労するのが、
審査員やMCなどとのやり取りなんです。
「パードン?」などと何度も聞き返すわけには
いかないので、質問がよく分からないままに、
強引に自分の得意な話へと持って行ってしまう……
というのはよくあるケースです。
しかし、ゆりやんレトリィバァさんは、
しっかりと質問を理解して、それに対して
答えていました。
映画でのリスニングや、現地での生活などを
通して、英語耳を養っていたんだと想像します。
発音はもうちょっと改善の余地があるところも
あります。例えば、
・気息(破裂音)が弱いのでpetがbedっぽく聞こえる
(YouTubeの自動字幕はbedになっています)
・Dadの発音で舌を丸めてしまっている
とかは、直すともっと通じやすくなり、
海外でのパフォーマンスをする上で
プラスになると思います。
ただ、簡単な表現でしっかりと受け答えが
できるスピーキング力もあるので、
どんどん海外で活動していただきたいですね。
America’s Got Talent 2019 オーディションの文字起こし&日本語訳
パフォーマンス前のやりとり
Howie: Good evening. What’s your name?
(こんばんは。お名前は?)
Yuriyan: My name is Yuriyan Retriever, and I’m from Japan.
(名前は、ゆりやんレトリーバーで、日本から来ました)
Howie: Oh, wow. So you flew in to be on America’s Got Talent?
(えー、じゃあAGTに出るために日本から飛んできたんですか?)
Yuriyan: Yeah.
(はい)
Howie: Okay. And what do you do for a living?
(なるほど。お仕事は何ですか?)
Yuriyan: I’m a performer and dancer.
(パフォーマーとダンサーをしています)
Howie: And that’s how you make your living in Japan?
(日本ではそれで生計を立てているんですか?)
Yuriyan: A little bit.
(ちょっとだけ)
Julianne: Life of a dancer.
(ダンサーの人生ってそういうものよね)
Simon: Can I ask one question?
(1つ質問していいですか?)
Yuriyan: Yeah.
(はい)
Simon: Is this your stage name?
(これはあなたの芸名ですか?)
Yuriyan: Yeah, Yuriyan Retriever is my stage name.
(はい、ゆりやんレトリーバーという芸名です)
Simon: How did you come up with that name?
(その名前はどうやって思いついたんですか?)
Yuriyan: Well, I have a pet.
(ペットを飼っていまして)
Do you know Retriever?
(レトリバーって知っています?)
Simon: Of course.
(もちのろんです)
Yuriyan: And golden retriever.
(ゴールデン・レトリバーを)
Simon: Yes.
(はい)
Yuriyan: I have a cat.
(私、猫を飼っているんですよ)
Howie: So what does that have to do with the retriever if you have a cat?
(猫を飼っていることが、レトリーバーとどういう関係があるんですか?)
Yuriyan: His name is Retriever.
(猫の名前がレトリーバーなんです)
Simon&Julianne: Oh!
(なんと!)
Howie: Who that we know would you compare yourself to?
(あなたは、私たちの知っている誰と自分自身を比較していますか?(※ライバルや目指す人など))
Yuriyan: I only respect three people in the world.
(私がこの世界で尊敬しているのは3人だけです)
My mom and my dad.
(母と父と・・・)
Simon: And…
(それと?)
Yuriyan: Julianne.
(ジュリアンです)
※注:審査員のJulianne Hough(ジュリアン・ハフ)はダンサーです
Julianne: Wow!
(嬉しい!)
Yuriyan: I’m so sorry.
(<Simonに対して>本当にごめんなさい)
MC: Simon wants it all, man.
(サイモンは何でも欲しがりなんだから…)
Julianne: I like your style. I like your taste.
(あなたのスタイルはいいわ。あなたの趣味も素敵よ)
Simon: That was a mistake. Good luck.
(あの発言は間違いだったよ。幸運を祈る)
Yuriyan: Thank you. Thank you very much.
(ありがとうございます)
パフォーマンス後のやり取り
Simon: What the bloody hell was that?
(あれは一体何だったの…?)
Yuriyan: Oh, thank you very much!
(どうもありがとうございます)
Howie: Julianne, you gave her a buzzer when every move you just watched was inspired by you.
(ジュリアンは×を押したけど、今見たダンスの全ての動きはあなたに影響を受けているんだよ)
Simon: Exactly.
(確かに)
Julianne: I am responsible.
(責任を感じるわ…)
Simon: Is this your gift to the world?
(影響を与えまくっているからね)
Yuriyan: Julianne, I wanna be like you.
(ジュリアン、私はあなたみたいになりたい)
But you… buzzed me. You buzzed me.
(なのに・・・×をつけた。×をつけやがった)
Julianne: I did learn the choreography quite quickly, so I would’ve liked to see a little bit more, but a little bit less.
(私は振り付けをかなり小さい時に身につけたので、もうちょっと頑張って欲しかったけど、ちょっとやりすぎかな…)
Simon: I think it’s safe to say that we could all have done that.
(ぶっちゃけ、あれ、誰でもできるよね)
Yuriyan: Noooo.
(いやいや)
Howie: And you guys have the same hair, too.
(君たち、髪も同じような感じだよね)
Simon: Thanks, Howie.
(そりゃどうも)
Yuriyan: Simon, please. You are so cute.
(サイモン、お願い! あなたホントに魅力的よ)
Simon: It’s too late to suck up.
(おべっかはもう遅いね)
Yuriyan: Please, Simon.
(お願い、サイモン)
Simon: Let’s be friends.
(友達になるくらいなら…)
Yuriyan: Oh, let’s be… uh, okay. Sheraton Hotel 312…
(あ、友達……そういうことね。シェラトンホテルの312号室で待って…)
Simon: Okay, okay, Gabrielle, please.
(分かった、分かった。ガブリエル、後は頼む)
Gabrielle: I wanna know what your double-sided tape is because it was… “Hang it on, girl!”
(両面テープに何を使っているのかを知りたいわ。胸が見えないように「しっかり行くわよ!」ってくっついていたから)
Howie: Let’s vote. I’m gonna start.
(投票にいこうか。まずは私から)
I love you. YES!
(とても気に入ったよ。YESだ!)
Yuriyan: Wow, thank you very much!
(わー、ありがとうございます!)
Howie: Gabrielle.
(ガブリエルは?)
Gabrielle: Retriever, I am sorry. It’s a no.
(レトリバー、ごめんなさい。NOです)
Yuriyan: Oh, why? I don’t know why…
(えー、どうして! 全く分からないです…)
Gabrielle: Ma’am, ma’am, ma’am.
(お嬢さん、落ち着いて)
(※実際には、Ma’am(マダム)なので大人の女性として扱っています)
Howie: Julianne.
(ジュリアンは?)
Julianne: Okay yes. Me. I’m excited…
(Yes、私ですね。とても興奮しました…)
Howie: She said yes!
(YESだそうです!)
Julianne: No, no, no.
(違う、違う)
Howie: She said yes!!
(YESって言いましたよ!)
Julianne: No, no, no!
(そうじゃなくて)
Yuriyan: Thank you! Thank you very much!
(ありがとうございます!)
Julianne: No, no. I said no…
(違う。私はNOって言っているの…)
Howie: Two yeses. You’ve already got two. Simon?
(これでYESが2つです。サイモンは?)
Simon: I’ll tell you what I’m prepared to do.
(心に決めたことがあるのでお伝えします)
I am prepared to pay Julianne to give you dancing lessons.
(私が支払いをするので、ジュリアンからあなたへのダンスのレッスンをプレゼントします)
Julianne: I would love to do that.
(喜んでやらせていただくわ)
Yuriyan: Oh, really!?
(マジですか?)
Simon: But it’s an no for now, so thank you.
(でも、この投票ではNOです。ありがとう)
Yuriyan: Ohhh!
(あぁ・・・)
Simon: Good-bye.
(さようなら)
Yuriyan: Excuse me, I don’t know why you say no.
(すみませんが、なぜあなたたちがNOというのかが分かりません)
So, okay, let me come down.
(なので、ちょっとそっちに行きますね)
Simon: Oh, gosh.
(うわ、まさか…)
Yuriyan: Okay, okay. Tell me about the… tell me about what, why did say no. Talk to me…. Hey!
(とにかく教えてください。なぜあなたたちがNOと言ったのか。私に教えて……ちょっと、これ!)
Simon: The golden buzzer is not working unfortunately.
(ゴールデンブザーは作動しないですね、残念ながら)
Yuriyan: Oh…!
(あぁ…)
MC(Terry): This is time for the other acts.
(他のパフォーマンスを始める時間です)
Yuriyan: Okay. Bye!
(わかったわ。さようなら)
Simon: Now, this is why I couldn’t do Terry’s job.
(だからテリーのやっている仕事が僕には到底できないんだ)
Gabrielle: What happened?
(何があったの?)
***
MC(Terry): Yuriyan, you know, I wanna tell you I had that exact same hairdo in high school.
(ゆりやん、僕が言いたいことは、僕は高校時代に全く同じ髪型をしていたよ)
Yuriyan: Oh.
(そうなの)
MC(Terry): I’ll tell you that right now.
(今のうちに伝えておくよ)
Yuriyan: Thank you.
(ありがとう)
***
Gabrielle: Oh, my god.
(あらまぁ)
Simon: She’s left her clothes there.
(脱いだ服を置いていっちゃった)
オーディション後、お部屋での一幕
Julianne: I am a woman of my word.
(私は約束を守る女なの)
So, open your legs like this.
(だから、こういう感じで足を開いて)
Okay, so now, kind of make a figure eight this way… and this way.
(次に、こんな感じで8の字を作って・・・そしてこっちも)
Now, faster, faster, faster, faster.
(じゃあ、速く。速く。もっと、速く)
Hand on the head. Hand on the head. Ho, ho!
(手は頭に。手は頭。ホーッ、ホーッ)
Yuriyan: Ho, ho!
(ホーッ、ホーッ)
Julianne: That was excellent!
(素晴らしかったわ)
Yuriyan: I’m happy to meet you.
(会えてうれしかったです)
Julianne: Happy to meet you, too. Thank you for coming.
(こちらこそ。来てくれてありがとう)
Howie: Nice to meet you, too.
(僕もです)
Simon: Just a moment.
(ちょっと待って)
Yuriyan: Thank you so much.
(ありがとうございました)
Simon: Happy to meet you.
(敢えて嬉しかったよ)
Yuriyan: Thank you.
(感謝しています)
Simon: Hopefully.
(だといいんだけど…)
Yuriyan: Thank you very much. Thank you…
(本当にありがとうございました)
Thank you very much.
(本当に・・・)
Simon: Thank you.
(こちらこそ)
Howie: We should go. Come on, guys. We’ll go.
(もう行かないと。さあ、みんな。行こう)
Simon: I’d love to…
(僕も・・・)
Howie: Gabrielle, we’ll go.
(ガブリエル、行くよ)
Julianne: We’ll see you later.
(またね)
Simon: We’d sort of stop right now.
(そろそろやめようか)
Howie: She now has a boyfriend.
(彼氏ができたようで良かった)
Yuriyan: Thank you very much.
(本当にありがとうございました)
Simon: Thank you.
(ありがとう)