席を譲る時に「Please take a seat.」で合っていますか?「Please sit down.」は失礼なんですか?

 

...席を譲る時に「Please take a seat.」で合っていますか?「Please sit down.」は失礼なんですか?


こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤ロイです。
 
こういうご質問をいただきました。
 

先日、電車の中で、座席の前にいた
子供連れの外国の方に席を譲りました!
 
とっさに出た言葉は
Please take a seat.
だったのですが、これであっていましたか?
 
どこかで
Please sit down.
ではない、と教わったような気がするのですが…

 
まず、席をお譲りになったこともそうですが、
そこで咄嗟に英語が出てきたなんて素晴らしいですね!
 
英語が合っていますか?
というご質問ですが、バッチリ通じますよ。
 
ですからぜひ、ご自分に拍手をしてあげてくださいませ。
パチパチパチパチパチパチパチ!!!
 
 
もちろん、細かい添削を入れるならば
a seat ではなく、the seat にしたほうがよい
でしょう。どの席なのかが決まってますからね。
 
しかし、別に
Please!
だけでも通じますし、
 
むしろ、何も言わなかったとしても、
 

 
というジェスチャーをすれば通じるでしょう。
 
そんな中、全く問題なく通じる表現が
咄嗟に出てきたことが本当に素晴らしいと
思いますよ。
 
 
なお、
Please sit down.
という言い方は、細かいことを言うならば
ネイティブはあまりしないでしょうが、
100%通じますから何の問題もありません。
 
ですから、難しく考えすぎないことも大切ですよ。
 
コミュニケーションで一番大事なことは、
きちんと「伝わる」ことですからね。
 


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。