英語の目標がないとダメですか?

 

...英語の目標がないとダメですか?


こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤 ロイです。
 
こういうご質問をいただきました。
 

よく、英語学習には目的が必要と言われますが
私にはこれと言った明確な目的はありません。

何となく外国人が何を話しているのか?
英文を読めたらいいな~
子供に質問された時、答えられるため
文法も理解したいな…
チャンスがあれば外国人と簡単な
コミュニケーションが取れたら楽しいだろうな~

こんな感じでコツコツだらだらと勉強しています。
こんなんじゃ駄目ですかね?

 
ここは、非常に大切なポイントですので、
じっくりとご回答したいと思います。
 
今月、ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」に
ご出演くださった松本秀幸さんも、
インタビューの中で「目的・ゴールがいる」と
言っていましたね。
 
確かに「ゴールがいる」というのは正論です。
 
ただしそれは、万人に当てはまる方法論では
ないんですよ。
 
 
大事なことなので繰り返します。
 
「目的・目標・ゴールを持つこと」が
大切な人もいます。
 
そういう人たちは、ゴールが明確になることで
前に進みやすくなるのです。
 
しかし、それとは逆で、
「目標とかゴールを掲げることが苦手な人」
もいるのです。
 
実は、私ロイもこちらのタイプであり、
「1年後の目標を立てる」とか、これまでの
人生で出来た試しがありません!(笑)
 
ですから「目標やゴールを決めなさい」
というのは正論ではあるのですが、
立てられない人は、それでも大丈夫ですから
ご安心ください。
 
 
では、目標やゴールを立てるのが苦手な人は、
一体どのようにすれば、効率的に上達する
ことができるのでしょうか?
 
その答えは
 
「テーマを決める」
 
ことです。
 
 
英語学習というのは、非常に広大な世界です。
 
やろうと思えば、以下のように、学ぶことは
いくらでもあります。
 
・英文法

・ボキャブラリー

・発音

・リスニング

・スピーキング

・句動詞(動詞+前置詞)

・英語感覚

・敬語や丁寧な言葉遣い

・・・etc。
 
特に、英語が好きな人の場合には、
英語を学ぶことが楽しくて、あれこれ何でも、
片っ端から学ぶことができてしまいます。
 
しかしそれだと、せっかくの努力が分散するため
上達が感じづらくなってしまうのです。
 
 
ですから、大切なのは「テーマ」を決め、
そこに“絞る”ことです。
 
例えば、この1ヶ月間は「発音をやる」と
決めたら、それに特にフォーカスするのです。
 
いろいろと手を出したくなっても、
テーマに合わないことは、後日のために
取っておいてください。
 
 
「目標型」の人であれば、その目標に到達
することが「上達」を意味することでしょう。
 
しかし、「テーマ型」の人の場合には、
上達の意味も少し違ってくると私は思います。
 
テーマ型の人の場合には、
特定のテーマに関して全体的な力がつくことで
「ステップアップ」をするんです。
 
 
例えば発音なら発音、リスニングならリスニング。
 
何かの分野にフォーカスして、力をつけることに
よって、それまでは見えなかった世界が見える
ようになります。
 
例えば、それまではRとLの区別が怪しかったのが
しばらく集中して練習することで、無意識の状態で
しっかりと区別して発音できるようになる――。
 
例えば、リスニングにフォーカスして特訓することで、
今までよりも1レベル上の英語音声が聞き取れる
ようになる――。
 
そのようなステップアップを経験することによって、
それまで見えなかった世界が見えるようになる――
それこそが「テーマ型」の人たちが経験すべきこと
だと私は思うのです。
 
 
これは、私が独自に研究した結果としてもそう
ですし、私自身の経験としてもそうです。
 
私ロイは大学2年生の時、それまで英語が
全然しゃべれなかったため、

「スピーキング(表現力)」

をテーマに据えました。
 
そして、徹底的にトレーニングをしたことで、
3ヶ月後には、「英語がある程度話せる」自分に
変身することができたのです。
 
なお、別にゴールがあったわけではありません。
 
トレーニングを繰り返した結果として
「できる」という実感を得ることができたという
あくまでも「結果論」なのです。
 
そこまで進んでみて、ようやく「できる」と
思えたんですよね。
 
そして、その実感が大きな「ステップアップ」を
もたらしてくれました。
 
私は夏休みに1ヶ月間の短期留学でアメリカに
行き、人生が大きく開けるような経験を積む
ことができました。
 
そして、この学習方法で間違っていないという
自信が手に入り、また、自分に足りないものも
はっきりと見えたのです。
 
 
これは、3ヶ月間「スピーキング(表現力)」を
テーマに努力したからこそ得られた経験です。
 
もし私が漠然と英語全般を学んでいたならば
短期留学に行く勇気など持てず、こういう貴重な
経験をすることはできなかったでしょう。
 
ですから、目標やゴールを決めるのが苦手だと
言う方は、ぜひテーマを決めて、そこに集中して
学んでみてください。
 
「二兎追う者は一兎も得ず」と言いますよね。
 
槍の穂先による「一点突破」がオススメなのです。
 
***
 
さて、ここまでが一般論です。
 
すごく良い話をしたつもりですが(笑)
あくまでも一般論です。
 
ここからは、私が特にオススメしたい
「テーマ」についてお伝えしたいと思います。
 
 
テーマ型の人には、英語に関して本当に熱心に
勉強している方が多いんです。
 
いろんなメルマガやYouTubeチャンネルを見て、
せっせとボキャブラリーを増やしていたり、
 
様々な書籍や教材などを購入し、様々な先生から
熱心に学んでいたり・・・。
 
 
その熱心さは本当に素晴らしいと思うのですが、
1つ、注意していただいた方が良いポイントが
あります。
 
それは、
 
「減点主義になりやすい」
 
ということです。
 
 
あれができていない。

これもできていない。
 
そういう感じで、自分の足りていない箇所に
目が行きやすい人が多いのです。
 
 
「減点主義」という言葉だけを聞くと、
あまり良くないもののように思えるかも
しれません。
 
ですが、そんなことはなく、
高いレベルでスキルを身につけるためには、
実はとても役に立つのです。
 
ただし、デメリットがあります。
 
それも、大きなデメリットが【2つ】ある
ことも知っておく必要があります。
 
 
<デメリット1>

自信が持ちづらくなる。
 
 
<デメリット2>

「自分は英語が話せる」と思えない。
 
 
今回の質問者の方もそうなんです。
 
いただいた質問文の中に、こう書いてありました。
 

チャンスがあれば外国人と簡単な
コミュニケーションが取れたら楽しいだろうな~

 
残念ながらこれは、「自分は英語が話せない」と
思ってしまっている人の発想なんです。
 
「英語が話せる」と思っている人であれば、
「チャンスがあれば」なんて言いません。
 
そんなチャンスは、世の中にゴロゴロと
転がっているからです。
 
 
減点主義で考えてしまうと、「英語を話す」
ことが必要以上に難しく思えてしまいます。
 
いくら上達しても、「あれができない」
「これもできない」と思ってしまい、
いつまでも自信が持てないのです。
 
ですが、私がイングリッシュ・ドクターとして
お伝えしたいことは、これです(↓)。
 
外国人と英語でコミュニケーションを取る
ことは決して難しくありません。

 
むしろ、日本人の大人であれば、
誰だってできるのです。

 
ですから、私がオススメしたいテーマは

「スピーキング」

に特化することなのです。
 
 
減点主義で考えてしまうと、
「英語コミュ障」に陥ってしまいやすいのです。
 
また、日本人の多くは、つい直訳で考えてしまう
「直訳スピーキング病」です。
 
ただ、そういった“英語病”さえ治してしまえば、
「英語で自信をもってコミュニケーションを取れる」
ようになることは決して難しいことではありません。

 
早い方であれば1~2週間程度で、
じっくりやったとしても2ヶ月あれば十分なのです。

 
 
なお、テーマは「英会話」ではありません。
 
「自分の言いたいことを英語で表現する」という
「スピーキング」です。
 
ざっくりとした「英会話」には含まれる、
「発音」も「リスニング」も「文法」も後回しに
するのです。
 
そして、「自分の言いたいことを英語で表現する」
ことだけに特化してトレーニングをするのです。
 
 
多くの人が、自分のしゃべる英語に自信がありません。
 
「これで正しいのだろうか?」

「これで通じるのだろうか?」
 
そういう疑いの気持ちがたくさんある人が多いのです。
 
ですから、そこもクリアする必要があります。
 
 
また、多くの方が、英語を「暗記科目」だと思っており、
単語やフレーズを暗記すればしゃべれるようになる・・・
と誤解しています。
 
しかし、英語はわずか1,000単語の中学英語で、
日常会話の8割がカバーできる言語です。
 
つまり、ボキャブラリーを増やすことは重要では
ないのです。
 
簡単な単語や、自分の知っている単語を使って
うまく表現できるスキルを身につける方が
圧倒的に重要なのです。
 
 
そうやって、2ヶ月間くらい、
「自分の言いたいことを英語で表現する」
ことをテーマにして、集中して練習していただくと、

「英語でコミュニケーションを取る」ことに
対して「自信」が持てるようになります。
 
それが大きな「ステップアップ」につながるのです。
 
 
英語が話せるようになったら・・・。
 
外国人とコミュニケーションが取れたなら・・・。
 
今まではそれが「仮定」の話だったかもしれませんが、
それが「現実」になったら、どうでしょうか?
 
あなたの行動はどう変わりますか?
 
あなたの日常はどう変わりますか?
 
そして、あなたの人生は……?
 
 
「英語が話せる」自分を手に入れることで、
私も人生が大きく開けました。
 
そして、英語を学ぶみなさんにとっても
人生に大きなインパクトを与える
「ステップアップ」になるはずです。
 
だから、私はイングリッシュ・ドクターとして
「自分の言いたいことを英語で表現する」
ことを最初のテーマに据えることをオススメします。

 
英語を上達させて、人生を変える上で、
それが一番の近道だからです。

 
P.S.

では、
「自分の言いたいことを英語で表現する」
ために、英語をどのように学べば良いのでしょうか。
 
それを具体的に実践していただくプログラムが
「頑張らない英会話レッスン」なのです。
 
その内容や学習法などについて詳しく語った
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その分量、約5時間分。
 
じっくりとご覧いただくだけでも、
いろんな学びが得られると思います。
 
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  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。