こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤ロイです。
昨日まで、8月に出版予定の新刊の原稿に
追われておりました。
そのおかげで(嬉しい忙しさではありますが)
5月27日に公開された映画「Top Gun: Maverick」
(トップガン マーヴェリック)を見に行くことが
できずに悔しい思いをしていました。
めっちゃ評判がいいですからね。
無事に昨日、編集者さんに原稿を提出しまして
ようやく映画「Top Gun: Maverick」を観に行く
ことができました。
ちなみに僕は、映画を観る時には、出てきた
英語表現をノートにメモるようにしています。
はい、真っ暗+スクリーンの明かりの中で
ミミズのような字でノートに頑張ってメモしてます^^
***
ということで、
この記事では、映画「トップガン マーヴェリック」
(Top Gun: Maverick)に出てきた英語表現を
ご紹介しようと思います。
そのような趣旨のため、これより↓は
ネタバレがたくさん含まれます。
まだ映画をご覧になっていない方は
ご注意ください。
あと、免責事項として、僕の書き取った英文は
聞き取り/記憶が間違っている可能性もあります。
また、字幕を全部見ているわけでもなく、
場面のうろ覚えも多いので、その辺は
どうぞご了承ください。
***
・Mach 9
まず、気になった英語表現は
「マッハ」です。
英語で書くと Mach 9 で「マッハ9」ですが
これは確かドイツ語で、発音は「マック」です。
・See the only one I got.
場面がうろ覚えですが、
I don’t like that book.
という発言の後に上記の発言がありました。
・You got that balls.
偉い人がMaverickのことをこう評していました。
balls は「睾丸」のことであり、「度胸」を
表しています。
・Earth.
これは、マッハ10以上を出しちゃったMaverickが
生きてたどり着いた店で、「ここはどこ?」みたいに
聞いた時に子どもがする答えですね。
この場面は、観客にウケてました。
・This is one of life’s mysteries.
これは、そのすぐ後の場面で、上官から
質問をされたMaverickの答えです。
英語が分かる人ならここでクスっと笑う
ところだと思うんですが、周りの人たちは
シーンとしてましたね^^
・You’ve been called back to Top Gun.
Maverickがトップガンに呼び戻された場面での上官の英語ですが、
ここで現在完了形になっているのが味わいどころです。
・You fly for Top Gun or you won’t fly for the navy again.
日本語だと「お前を…できないようにしてやる」みたいに
表現しがちな気がしますが、youを主語にして言えるのが
英語だなと思います。
・Who did you piss off this time?
ヒロインのペニーがマーヴェリックにした質問です。
こういう言い方もクスっと笑うところです。
そしてこの表現をフリにして、Pennyの後の発言で、
他の上官をpiss offしていたという話が出てきて
伏線を回収していました。
・I’m not giving you any look.
Maverickによるlook(目つき)は、この映画の
キーワードの1つであり、何度も出てきましたね。
Don’t give me that look.
とペニーに言われたマーヴェリックの発言です。
・Four more on the old timer.
ペニーのお店は、女性をdisrespectしたら
(≒口説いたりしたら)全部の客に一杯おごらないと
いけないというルールのようでしたが、
そこで「4杯、Maverickのつけで」というのが
上記の表現です。前置詞のonですね。
old timer は「老人」とか「古参」といった
意味合いです。
・Show me what you’re made of.
これ、「実力を見せてくれ」みたいな感じの
訳だったとうろ覚えですが、表現がしびれます。
・It’s time to let go.
これはIcemanが打ちこんだ言葉であり、
しばらく画面に出ていた重要なフレーズですね。
・I don’t know how.
これは、It’s time to let go.に対する答えとして
Maverickが言っていたのですが、日本語字幕では
「どう教えればいいか分からない」みたいな
感じになっていたのは、誤訳もしくは訳し過ぎ
ではないかと正直感じました。
・The only reason I’m here is you.
MaverickがIcemanに伝えた言葉ですが、
英語のシンプルさが超伝わる表現でした。
・The kids need Maverick.
Icemanの言葉ですが、これも誤訳されているように思えました。
the kids ですから、訓練を受けている若いメンバー
全員を指していますが、字幕上はまるでRoosterの
ことを言っているかのように訳されていました。
・…moved up 1 week.
一週間、前倒しになることがこんな感じで
表現されていました。
・The answer will come down in the pilot box.
「コックピットで答えは自然と出てくる」的な
発言ですが、こんな感じの英語でした。
・Make us proud.
「期待しているぞ」という字幕でした。
・rhetorical question
日本語に訳すと「修辞疑問」で難しくなってしまいます。
ミッションが不可能ではないことを(強引な手法で)
示したMaverickをどう扱うべきかということに関して
上長が発した2つの質問に対して、この表現が
使われました。
要するに、「実際には質問ではない」んです。
・Away.
「発艦」と訳されていましたが、このシンプルさ
が英語ですね。
・We’re not losing anymore today.
日本語に訳すならば「これ以上犠牲は出さない」
という感じですが、ここでloseは英語らしいですね。
(もしかしたらanymoreの辺りの英語がちょっと違う
かもしれません。うろ覚えで自信なし)
・He’s gone. Maverick’s gone.
He’s dead.の遠回しな言い方ですね。
・It’s been a minute.
「懐かしい」と訳されていて「おっ」と思いました。
MaverickがF-14に関して言った発言です。
・museum piece
日本語だと「化石」と言いますね。
「化石のような飛行機」という意味で
使われていました。
・You told me not to think.
このthinkもキーワードの1つでした。
MaverickがRoosterにしたアドバイスも
これでしたね。