音声メディアには、映像にはないメリットがある
こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤 ロイです。
時代は、YouTubeだのと言われています。
また、文字が基本のTwitterよりも、写真や動画を
UPするInstagramがとても人気です。
これは、昔からそうです。
TVとラジオを比較した時に、大部分の人は
テレビの方を選択します。
ラジオをわざわざ聞こうとする人は、あまり多く
ありませんでした。
ただし、音声メディアには、ものすごいメリットがあるのです。
それは【脳が活性化する】ということです。
音声メディアだと脳が活性化する理由
そもそも、人間の脳は膨大な量のデータを処理して
おりますが、その大部分は「視覚情報」に割り当て
られています。
正確な数字は誰にも分りませんが、
80~90%は視覚だと言われています。
つまり、テレビにせよ、YouTubeにせよ、
映像を処理する時には、脳の大部分を使っている
(or 使わされている)ということなんです。
ですから、映像を見て、それをきちんと理解しながら、
さらに「考える」ということは、なかなか大変なんですよ。
しかし、ラジオやPodCastのような、音声メディアに
なると、おもしろい現象が起こります。
音声情報が使うのは、脳のわずか10%弱と
言われています。
つまり、残りの大部分が、映像がないことによって、
「空く」わけです。
その結果、まず頭の中で情景などを思い浮かべる
ことになります。
そして、いろいろと「考える」こともできます。
つまり結果として、脳が活性化する――。
それが音声を聞くという行為が持つ
隠れたメリットなのです。
動画のメリットとデメリット
・・・では、動画は良くないのでしょうか?
そのようなことは全くありませんので
ご安心ください。
映像になることによって、
文字だけ、音声だけと比較すると、
圧倒的に情報量が増えます。
図や写真、映像などを効果的に
使うことによって実現できる
「分かりやすさ」
は映像が圧倒的に上です。
しかし、テレビ番組、特にバラエティ番組に
なると、不要なテロップが多く出る上に、
内容が薄いものも少なくありません。
それを引き延ばして、長い時間をかけて
伝えているような映像は、脳にとって
処理する情報だけは多いものの、
見ている人に考えさせるような
「知的な刺激」はあまりなく、
情報がただ一方的に与えられるだけ――。
そうすると、どうしても脳の使い方が
受け身になりがちであり、下手をすると1日中、
何も考えずに「ぼーっ」と見続けることだって
できてしまいます。
そういう映像の場合には、逆に思考停止が
起こってしまうのです。
結局、大事なことは――?
結局、大事なのはメディアの「使い方」です。
「映像」には、映像の良さがあり、
分かりやすさで言えば圧倒的です。
「映像美」という言葉までありますし、
また没入もしやすいでしょう。
「音声」は、脳を活性化させやすいという
特性があります。
また、音声って、脳の(より)原始的なところに
つながっているためか、人柄が伝わりやすい
メディアだそうです。
もちろん、「文字」も脳を活性化させるでしょうが、
逆に、読解力も問われてしまいやすいため、
そもそもハードルが高いとも言えます。
しかし、文字だとすばやく処理しやすい
というメリットもありますね。
結局、それぞれの方法に一長一短がありますので
「うまく使い分ける」
ことがベストなのですが、
一般的には、「映像が良い」という変な信仰の
ようなものが一部であるのは何でなのだろう、と
個人的には疑問に思います。
ハードルの低さと、脳の活性化のバランスが
取れているメディアが「音声」だと言えるのでは
ないでしょうか。
私は最近、ラジオの仕事がかなり増えてきて
いますので、音声で脳が活性化するということを
知って、正直嬉しかったです。
<聞くだけで学べる音声教材のお知らせ>
音声をうまく活用すれば、脳が活性化し、
英語が効果的に学べる英語教材を作ることができる――
と言えるわけです。
もちろん、ワケの分からない英語音声をただ
聞いていたり、教材をただ聞き流しているだけでは
まともな学習効果は得られないでしょう。
しかし、きちんと音声メディアとしての特性を
生かしさえすれば、音声で耳から学ぶというのは
実は理にかなった学習方法なのです。
今回、聞くだけで、英語の苦手意識が解消でき、
英語が好きになり、結果的に上達する――という
音声教材をリリースしました。
脳が活性化し、英語学習が楽しくなる教材です。
ぜひあなたもお試しください。
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