「頑張らない英語」というのが私、西澤ロイの代名詞の1つのようになっていますが、
私がなぜ「英語を頑張らないで」と主張しているのかについてお話したいと思います。
まず最初にお伝えしておきますが、「頑張ろう」という気持ちは素晴らしいものです。
それは英語に対する「やる気」であり、「行動しよう」という前向きで素晴らしい
エネルギーです。
ただし残念なことに、そのまま前に進んでもうまく行かないケースが非常に多い――
それが現実なのです。
英語を頑張ろうとするのは、車の運転に喩えるなら、「アクセルを踏む」ようなもの。
しかしその前に、気づかずにたくさん抱えてしまっているブレーキを解消することが
先なんです。
ブレーキを踏みながら、アクセルを踏む…というのは、かなり効率が悪いですよね。
ぜひブレーキはすっきり手離して、そしてスムーズに加速していただきたいのです。
だって、せっかく英語を勉強するのですから、努力に見合った成果を手に入れたく
ありませんか?
私は全ての英語学習者の方に、望む結果を出していただきたいんです。
やっただけの上達を手に入れていただきたいんです。
だからこそ、「頑張らないこと」をお伝えしているのです。
ブレーキにはいくつか種類がありますが、代表的な2つをご紹介します。
まず1つ目は「英語に対する苦手意識」です。
人は苦手なものを無意識に避けようとします。
苦手意識を抱えたままアクセルを踏んでいては、ガス欠を起こしやすくなって
しまいます。
もう1つは「納得感のなさ」です。
多くの方が英語を「暗記科目」だと思ってしまっていますが、それは
「英語の考え方」や「捉え方」がそもそも理解できていないからです。
また「たくさん聞きなさい」「とにかく慣れろ」といったアドバイスが
されることも多々ありますが、何事にも「コツ」があります。
例えばスポーツ選手になりたい時に、「とにかく練習しなさい」
「たくさん体を鍛えなさい」というアドバイスで上達できますか…?
それだと体を壊してしまうのがオチではないでしょうか。
英語では「体を壊す」代わりに「挫折」という結果になります。
そして「自分には無理」「才能がなかった」などという
(滅茶苦茶な)結論を出してしまうのはもったいなさすぎます!
英語は言語です。
日本語が話せる人は、100%英語もできるようになります。
私は、誰も英語で挫折しない世の中にしたいと思っています。
だから「英語を頑張らないで」と主張しているのです。
いきなりアクセルを踏もうとするのではなく、まずはブレーキを
解消するところから始めてみませんか?