「落ちこぼれ」というか「取り残され」がイヤな自分

 

...「落ちこぼれ」というか「取り残され」がイヤな自分


こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤 ロイです。
 
朝起きて、Facebookをちょっと見ていたら、
今日(2019年10月28日)の12:38は
さそり座の新月だ、という情報がたくさん
飛び込んできました。
 
これは「自分の心と向き合え」というサイン
に思えました。
 
さそり座のキーワードは「I desire」だそうです。
私ロイは、本心で一体何を望んでいるんだろう・・・?
 
***
 
数日前の出来事です。
 
とある経営者の集まりがあり、終わった後に
2次会に行き、そして、3次会へ・・・
 
そのグループの中の誰かがやっているお店に
行く形になるわけですが、3次会は、
「クラブ」でした。
 
10数名の経営者(すべて男性)がいましたが、
そこに数名の女性が入り、おもてなしをして
もらいながら、飲む感じですね。
 
でもねー、僕はそういう店って苦手なんですよ。
 
そもそも、全く知らない人としゃべるのは
苦手なのに、そういう人が間に入ってくる。
一方的にしゃべるとか、自慢話をしたいような
欲求は皆無ですし・・・
 
さらに、そういう店って高いじゃないですか。
同じお金を払うなら、正直言って、
美味しい日本酒とかワインが飲めた方が
幸せに感じます。
 
なので、、、
3次会に参加するかどうかは非常に
迷いました。
 
でも、素晴らしい経営者の人たちの
話をもっと聞きたかったので、
授業料だと思って参加しました。
 
まあ、4次会まで(そっちは居酒屋で
日本酒が飲めました)行きましたけど。
 
さて、ついさっき、そのクラブで
僕のいた3~4人のグループについてくれた
女性からメッセージが来ました。
 
「ロイさんが気にかけて
会話に混ぜてくださってるのが
伝わって、とても嬉しかったです」
 
・・・ということで、どうしても
気を使ってしまうので苦手なんです。
 
***
 
さて、前置きが非常に長くなりましたが、
これが、僕が本心で望んでいることを
表している気がするんです。
 
それは、
「誰かが取り残されるのがイヤ」
という気持ちです。
 
だから、クラブに行って、高い金を
払っているのに、見知らぬ女性に
気を使ってしまう・・・
 
まあ、それが僕の性格なんです。
 
そして、その原因となっているのは、
僕自身が幼少期に「取り残される」経験を
何度もしてきたことだと思います。
 
 
家族で旅行をしたときに、
真っ暗な洞窟に一人取り残された経験が
原体験なのかもしれません。
 
 
でもそれだけでなく、父方の親戚が集まった
時には、父が末っ子で、僕も末っ子なので
僕が一番年下です。
 
だから、周りでしている話に全くついて
いけない(誰の話をしているのかさえ
全く分からない)のが常でした。
 
 
北海道から千葉の小学校に転校した
時にも、たくさん取り残されました。
 
初日に地元の歴史に関する授業があり
ちんぷんかんぷんでしたし、
 
体育の授業で「前方転回」をした時には、
先生がいきなり、用事があるとかで
いなくなりました。
 
他の人たちはもう習っていたから、
先生は席を外したんでしょうが、
僕にとっては初体験ですよ・・・!
 
やり方も分からない中、
無理やりにやらされ、
トラウマしか残っていません。
 
(やべー、これ書いてて泣けてくる・・・)
 
 
一般的には「落ちこぼれ」という
表現がありますが、僕はそれって
好きではありません。
 
なぜなら、本人が望んで落ちている
わけではないからです。
 
本人は、「取り残された」だけだと
思うんですよ。
 
何らかの理由があって、
ついていけなかった。
 
その時に、誰も手を差し伸べる
ことができなかった。
 
その結果、取り残されてしまった――
それだけなんです。
 
***
 
僕はいま、イングリッシュ・ドクターと
名乗り、英語を教える専門家として
活動していますが、
 
僕のやりたい原点は、きっとここに
あるのだと思います。
 
英語で誰も挫折しないように、
手を差し伸べたい。

 
でも、僕なんかのことを知らない人が
世の中の大部分です。
 
だからこそ、僕はもっと有名にならないと
いけないんだと思っています。
 
そうしたらまるで、のび太君が
「ドラえもーん!!」
って助けを求めるように、
僕も英語で困っている方のお力に
少しでもなれるんじゃないかと思っています。
 
そもそも、英語は言語ですから、
正しい理解の仕方が分かれば、
誰にでも理解できるものなんです。
 
正しいやり方で練習すれば、
誰だって上達するものなんです。
 
I don’t want anyone to be left behind.
All you need is Doraemon.(笑)


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。