20年の独自研究でたどり着いた結論
私なりに英語の上達法を
約20年間研究してきた結果、
英語の教え方に関する
3つの要素が上達を邪魔している――
という結論にたどり着きました。
その3つの要素とは
・受け身の姿勢
・(丸)暗記
・絶対的な正解(○×をつけること)
です。
なぜ上達を邪魔することになるのか?
学校での英語の授業を
思い出してください。
前には先生がいて、
あなたは生徒です。
先生は正しい英語を教えてくれる人。
生徒は英語が分からないから、
教えてもらう(受け身の)存在なんです。
教科書や先生が教えてくれる英語を、
生徒は必死に(丸)暗記します。
そして試験では、暗記したことを
問われます。
正しく覚えていれば○。
覚えていなければ×。
そして、○をもらえると、
受け身の姿勢で正解を
(丸)暗記することが
成功体験となっていくのです……。
これは英語に限った話
ではありませんね。
学校教育が社会に出た時に
役に立たない、という批判が
されることがありますが、
その原因が上の3つの要素なんです。
英語のようなコミュニケーション
のスキルや、社会で役立つ
実践的なスキルを身につける
ためには、ここから卒業する
必要があります。
では一体、どのように
抜け出せば良いのでしょうか?
抜け出す方法
・受け身 ⇒ 自主性
「受け身」というのは
「他人任せ」と言っても
いいかもしれません。
でも、英語を話すのはあなたです。
しゃべりたいことがあるのも
あなたです。
やる気を出す(のも出さない)のも
あなたです。
疑問を持ち、それを解消することも
あなたにしかできません。
自分にしかできないことを、
自分の責任できちんとやりましょう。
・(丸)暗記 ⇒ 納得
英語には英語の考え方があります。
例えば、語順が逆なのにも
理由があります。
しかし多くの方が、英語を
日本語に訳して理解しよう
としてきました
(そう教わってしまいました)。
でも実は、英語の考え方さえ
分かれば、英語は決して
難しくありません。
英語は「暗記科目」ではありません。
「納得科目」なんです。
・正解がある ⇒ 全てに意味があり、ある意味で正解
「正解」が1つしかないことなど、
基本的にはありません。
例えば三単現のs。
He goes…としないで、
He go…と書くと、今までの
試験では×がつけられたでしょう。
しかし、He go…と言う
ネイティブもたくさんいます。
決して間違いとは言えないのです。
正解が1つだけだと思ってしまうと、
それは丸暗記につながってしまいます。
「正しい/間違っている」
という考え方はぜひ手離してください。
だから間違いを恐れる必要も、
実はないのです。