原書でないと伝わらない雰囲気を味わって下さい。
改めて私が推薦するまでもないですが、世界中で売れているハリーポッターです。
日本語版も当然出ています。
この本は初級者の方にはお奨めできません。
ある程度、洋書を読みこなせる方でないと、厳しいのではないかと思います。
でも
・ハリーポッターのファン
・ファンタジー好き
の方であれば是非挑戦して頂きたい気もします。
やはり原書でないと伝わらない雰囲気というのがあります。
例えば日本語版では「百味ビーンズ」という訳され方をしていますが、原書では
Every Flavour Beans
と言います。
(イギリス英語なので Flavour と綴ってますがアメリカ英語なら Flavor ですね。)
ロンがハリーに対してこのお菓子の説明を以下のようにします。
When they say every flavour, they MEAN every flavour.
日本語版でどう訳されているのかしりませんが、私だったら
「文字通りどんな味でもあるんだよ。」
とでも訳したいですね。
まぁその前に Every Flavour Bean 自体を「どんな味でもあるナッツ」とでもしないといけないかも。
正しくはナッツではないですが、豆/ビーンという言い方もしっくりこないので・・・
訳し方はともかく、耳くそ(earwax)味とかがあるところなんて
they MEAN every flavour
という説明がぴったりで、個人的にはたまらないですね。
あとですね、Harry Potter に出てくる言葉を解説した本やサイトは結構ありますが、
そのどこにも書いていないと思われる小ネタを1つ。
ハリーは Nimbus 2000 という箒に乗っていますよね。
nimbus とは何か。
辞書で調べると「雨雲」「乱雲」なんて訳語が出てきますが、実はこれ
金斗雲(きんとうん)
なんです。
・・・って断言しちゃっていいのかなぁ・・・?
でもアメリカでドラゴンボールZが放映されたときに、金斗雲を nimbus と呼んでいました。
Harry Potter and the Philosopher’s Stone
<日本語版>
ハリー・ポッターと賢者の石