こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤 ロイです。
こういうご質問をいただきました。
Q.WILL の使い方のイメージは、どのようにイメージすれば良いでしょうか?
助動詞willが持つ英語感覚
willという単語は、名詞で使うと
「意志、決意、遺言」
などの意味を持ちます。
ですから、助動詞として使った場合にも
willの基本的な意味合いとしては
「意志/意思」を表すことになります。
I will go to NY next year.
(来年、NYに行くつもりです)
ただし、他者の「意志」というものは、
明確には分からないものですよね。
ですから、主語が自分ではない場合には
「推量」、つまり「~だろう」という
意味合いになります。
He will come tomorrow.
(彼は明日来るだろう)
It will rain tomorrow.
(明日は雨が降るだろう)
willを使う時の気持ち
上記を踏まえた上で、どういう感じで
助動詞willを使えば良いかと言うと・・・
「~するつもり」というのは忘れて
ください(笑)
それは日本語訳の1つであって、
訳し過ぎだったりしますから。
例えば、以下の日本語を読んで
みてください。
・私は毎朝、納豆を食べます。
・この納豆、私が食べます。
どちらも同じ「食べます」という
形を取っていますが、意味が違う
ことに注目してください。
・私は毎朝、納豆を食べます。
の方は「現在の事実」を表しています。
英語では「現在の事実」を表すために
「現在形」を使います。
ですから、英語にすると
I eat natto every morning.
になります。
それに対して、
・この納豆、私が食べます。
の方は、まだ食べていませんから
現在の事実ではないですよね。
「これからする」という未来といいますか、
「意思」を表していると言えます。
この「意思」に当たるのが、
will なんです。
ですから、例えば
「あ、私がそれやります」
と思ったら
I will do it.
「来月、イタリアに行きます」
であれば、
I will go to Italy next month.
このように、「します」という意思の気持ち
がある場合に、willを使ってみてください。
繰り返しますが、英語だと現在形が表すのは
「現在の事実」ですからね。
P.S.使い分けという落とし穴
未来を表す表現として、
be going to や 現在進行形なども
もちろんあります。
しかし、それらを「使い分けよう」と考え
すぎて逆に英語が話せなくなってしまうと
本末転倒です。
ですから、まずは軽い気持ちで
will から使ってみてください。
未来表現の基本は will ですから。