日本人は本当に英語が下手なのか!?

 

...日本人は本当に英語が下手なのか!?


こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤 ロイです。
 
昔から、日本人と英語の関係について、
以下のようなことが言われ続けてきました。
 
「日本人が英語が話せない」
「日本人は英語が下手」

 
私も大学生の頃、自分自身が英語がうまく話せなくて
もがいていた時には、上記のようなことを信じていました。
 
しかし、今では考えが180度変わりました。
 
「日本人が英語が話せない」
⇒日本人の大人(高校生以上)なら誰でも英語が話せます。
 
「日本人は英語が下手」
⇒日本人に限らず、どこの国の人も英語は下手。
 

中国人も、トルコ人も、スペイン人も英語は下手

日本人が英語が下手、というのは確かにそうかもしれません。
中高の6年間(以上)学んでいるのにできるようにならない……などと言われます。
 
しかし、学校で学んだだけで英語ができるようになっている国なんて
一体どれだけあるのでしょうか。
 
例えば、私は中国(上海)に行ったことがありますが、
街中で英語はほとんど通じませんでした(2000年のことです)。
 
2011年にトルコに行った時には、イスタンブールでは比較的英語が
通じましたが、田舎の方(「アイドゥン」という土地)では
バスターミナルで英語が話せる人を1人見つけるのがやっとでした。
 
アメリカ(ジョージア州)に留学していた時にも(1998年)、
いろんな国から留学生が来ていました。
 
ヨーロッパでは、例えばイタリアやフランス、スペインなどから
留学生が来ていましたが、日本人の方が断然、英文法を知っていました。
(逆に、リスニング力では全く敵わない感じでしたが・・・)
 

「日本人は英語が下手」だと考える目的は何?

私には1つ疑問があります。
 
「日本人は英語が下手だ」と主張する人は、
一体何のためにそんなことを言うのでしょうか?

 
「日本人は英語が下手だ」と思っている人は、
一体何のためにそんなことを思っているのでしょうか?

 
これ、マジでぜひ考えてみていただきたいのです。
 
元々私も、客観的な事実なのかと思っていました。
今までそうやって思っていた方もきっといるはずです。
 
しかし、真実は全然違ったのです。
だって、下手なのは別に日本人だけじゃないんですから。
 
ですから、上手いか下手かなんて、そんなことは気にする
必要は一切ありません。
 
それよりも「どうやったら上達するか」を気にした方が
良くありませんか?
そこを考えることが、上達への近道となりますよ!
 


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。