英語の勉強を始めるために書店に行って教材を見ているときに、
日常英会話とビジネス英会話の教材がそれぞれあるのにお気づきでしょうか。
多くの方がビジネス英会話と日常英会話は全く異なり、勉強法も違うものだと感じているのではないでしょうか。
しかし、実はこの2つは基本的に大きな違いはありません。
リスニング、スピーキングといった技術においても、基本は一緒なのです。
では、2つの大きな違いとは何だと思いますか。
《ビジネス英会話では曖昧な表現が少ない》
忙しいビジネスのシーンでは、曖昧な答えや会話は仕事のミスに繋がるケースがあります。
要点を的確に伝える言葉や表現が重要となります。
そのため、ビジネス英会話の文章には些細な言葉や曖昧さがなく、コンパクトになっている傾向があります。
《文法の違い》
文法に違いはありませんが、日常英会話の場合、文法が正確でなくても
意図が伝わればそれで良いという点があります。
しかしビジネス英会話では、基本的な文法や動詞、名詞、形容詞などを使って正確な
文章・文法で受け答えすることが求められます。
《ビジネス英会話には業界用語が多い》
日本でも業界内で使われる言葉があるように、英語でも業種や業界でしか使われないような特殊な表現があります。
医療なら医学用語が使われますし、金融であれば金融に関する専門用語が頻繁に出てきます。
また、利益や資金など、専門用語ではないけれども普段の生活では使われないような単語もよく使われています。
《表現方法の違い》
日常英会話の場合、友達と話しするような口語表現や、何となく思いつくままの発言を
してもさほど問題はありませんが、ビジネスで同じように使ってしまうと、
伝えたいことが伝わらないケースも多くあります。
また、「could」や「would」などの丁寧な言語がよく使われ、パターン化された表現が多いのが特徴です。