以下にお見せするのは、私が以前執筆した
『頑張らない英会話フレーズ』
に掲載しようとしていた表現です。
・give a laugh(思わず笑う)
・give a sigh(ため息をつく)
・give a cry(大声/叫び声をあげる)
・give a scream(思わず叫ぶ)
・give a groan(うめき声を出す)
・give a yawn(あくびをする)
・give a sneeze(くしゃみをする)
・give a cough(咳をする)
これらについて、私はこのように解説するつもりでした。
giveのコアにあるのは「(なわばりから)出す」という
イメージ。そこから「(思わず)する」というニュアンス
を持つフレーズになるのです……と。
しかし、アメリカ出身のネイティブの友人に
チェックしてもらったところ、こんな風に
言うのです。
「違和感があります」
ぜんぶ辞書に載っている表現なんですよ。
そして、感覚的にも非常に理解しやすい……と
私は思っていました。
でも、現在のアメリカ英語では以下の英文は全てNGだと
ネイティブチェックが入りました。
× I gave a sigh when I heard the explanation.
× I gave a cry when I heard the baby was born!
× I gave a scream when I saw the clown jump out of the box.
× I gave a groan when my mom asked me to wash the dishes.
× The child gave a yawn as she listened to the bedtime story.
give の代わりに let out を使って
let out a sigh
などのように言えばOKだそうです。
さらに、
・give a sneeze(くしゃみをする)
・give a cough(咳をする)
については全く使わないとのこと。
単純に sneeze、cough を動詞で
使ってくださいとのこと。
おもしろい事例だと思いましたので、
シェアさせていただきます。
日々是、勉強ですね。