形容詞のclose(近い)と動詞のclose(閉じる)は関係あるんですか?

 

...形容詞のclose(近い)と動詞のclose(閉じる)は関係あるんですか?


こういうご質問をいただきました。

形容詞の close(クロース:近い)と
動詞の close(クローズ:閉じる)
って関係あるんですか?

いかがでしょう。

あなたは、関係あると思いますか?

答えは、大いに関係あります。

動詞の close の意味は
「(近づけることによって)閉じる、閉める」

なのです。

似たような意味の動詞として shut があります。
(-erをつけて shutter で「シャッター」ですね)

shut も意味は似ていますが
「(勢いよく/ピシャッと)閉める、閉じる」

ことなんです。

視点が違うんですね。

 

 

同じ扉を閉めたとしても close the door だと
「(空いている部分を狭くしていって)閉める」

つまり、閉じる過程が感じられるのです。
その結果として閉じたんです。

しかし、shut the door だと
「(勢いよく)閉める」

つまり、「閉じた状態に(勢いよく)なること」に焦点が行くのです。

 

ですので例えば、しゃべっている人に対して
「静かに」と言う場合に
Close your mouth.
Shut your mouth.
のどちらも言えますが、ニュアンスの違いが
感じられますか?

有名な Shut up! もありますが、
shut を使った方が、意味の強い、
乱暴な表現になってしまいます。

なぜ Shut up! が乱暴なのか。
その理由はもうお分かりですね。


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。