こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤 ロイです。
ついさっき、鹿児島出張から帰ってきました。
一番の目的は鹿児島県の姶良市にある
オルターナティブスクール「森の学校 楠学園」
を訪問して、そこで行なわれている教育を
この目で見てくること。
※楠学園の代表、藤浦清香さんには以前、
ラジオ番組「西澤ロイの頑張らない英語」
にご出演いただいています。
ただ、それは英語からはちょっと外れて
しまうので、まずは英語関係のご報告から。
せっかく鹿児島に行くのですから、
中高生に英語を教える機会を
作っていただきました。
いつもは社会人の方に教えることがほとんど
ですので、中高生に直接伝えられるのは
私ロイにとっても、貴重な機会です。
中高生だけでなく、大人の方も集まって
くれました。
そこでさせていただいたお話は、
「一切暗記をしないで、英語を学ぶには
英語感覚をどのように掴めばよいか」
ということです。
英語を「暗記科目」だと信じている人が
多いのですが、それは英語をきちんと
理解できていないからなんです。
参加してくれた中学生に質問してみました。
例えば「学校に行く道順」って暗記してますか?
答えはNOですよね。
その中学生も「体で覚えている」と答えて
くれました。
そう、「体感覚」や「イメージ」を伴うのが
自然なんですよ。
逆に「まっすぐ行って、信号を右に曲がる…」
みたいな感じで、頭での知識として「暗記」
していたら、ものすごく不自然なんです。
英語も全く一緒で、
「体感覚」や「イメージ」を伴った理解を
しているかどうかが大問題なのです。
そこで、まずはhaveを例にして
お話をさせていただきました。
haveにはたくさんの意味がある、と
言われますので、まずはそれを挙げて
もらいました。
そして次に、haveのコアにある感覚に
ついて解説。
・・・でも、ここで終わってしまう人が
多いんです。
しかし、「木」に例えるならば、
コアにある感覚は「幹」であり、
たくさんの意味(語義)は「枝」。
それらはすべて感覚的につながっている
ものなんです。
なので、そこをつなげてもらいました。
・持っている
・飼っている
などは、想像しやすいのですが、
・食べる、飲む
・買う
・させる、してもらう
・have to
・現在完了形
といったものまで、きちんとhaveの
感覚の延長線上で理解できていますか?
・・・というところを、質疑応答
形式でお話させていただきました。
ここは、文字ではなかなか伝えられ
ません。
また、動画などを見て「一方的」に
学んでいてもダメなんです。
分からないところは分からないと
素直に質問してもらって初めて
到達できる「納得」の境地。
参加者のみなさんには、
英語が腑に落ちる感覚をきっと
感じていただけたと思います。
そんな感じで、
・have
・toとfor
・look、see、watch
などの英語感覚について解説を
させていただきました。
さっそく「続きをやって欲しい」
という声をいただいたので^^
また11月くらいに再訪できたらと
思っています。