こういうご質問をいただきました。
I hope this rain lets up in a few hours.
どうしても、let upで雨なのが止むというイメージが出来ません。
これは非常に良いご質問ですね。
let という動詞を「させる」という日本語訳で覚えている
人が結構いらっしゃいますが、非常にもったいないです!
まず、let の感覚をしっかりと押さえておきましょう。
let は「能動的に何かをさせる」のではなく、
「放っておくことによって、したいようにさせる」
ような意味合いです。
「letは放置プレイ」と覚えていただいても
いいかもしれません。
覚えておくと便利な例文を1つご紹介するなら
I let my hair grow.
でしょうか。
これは「髪を伸ばしている」ということです。
髪は放っておいたら自然と grow しますよね。
そのままにするから let なんです。
ちなみに「強制的に/無理やりさせる」
ニュアンスを持つのは make です。
「make my hair grow」ともし言えるならば、
それは魔法使いかもしれませんね。
さて、雨の let up に話を戻します。
大気中の水分が雨となって落ちてくるわけですが、
水分が全部降ってしまうなり、
雨雲が通り過ぎるなりしてしまうと、
雨は自然と止みますよね。
そして、雨粒は raindrops と言いますが
drop = go down ですよね。
だから、雨粒が落ちなくなることは up。
そうやって考えていくと
let up
に対する違和感が減っていくのではないでしょうか。
The rain has let up.
雨が止みました。
雨が止んだ時にはぜひ、英語でつぶやいてみてくださいね。