英語ができると出会いがめっちゃ増える件

 

...英語ができると出会いがめっちゃ増える件


こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤ロイです。
 
先日、都内のとある高層ビルでエレベーターに乗りました。
 
「だから何…?」と思う人が多いかもしれませんが、
そこで思いがけない出来事が起こりました。
 
僕はそこで、新しい友人を得たのです――。
 

 
・・・もしかすると、結構多くの方にとって、
いま僕がしている話はうまく理解ができないこと
かもしれません。
 
「なんでエレベーターに乗ってて友達ができるの?」
って、頭の中に疑問符が「???」ってたくさん
ついている人も少なくないでしょう。
 
だって、日本語の世界/日本的な文化においては
一緒にエレベーターに乗った人と友達になるなんて
ほぼほぼあり得ないお話ですよね。
 
でも、英語がしゃべれて、欧米的な文化を理解
していれば・・・大きく違う世界が見えてくるかも
しれません。
 
そんなお話を、今日はしたいと思います。
 
(ちなみに僕は、誰にでも話しかけたり、誰とでも友達に
なったりできるような「陽キャ」では全くありません)
 
***
 
そもそも、エレベーターに乗った時の、
典型的な日本人の行動は、何もしゃべらない
ことではないでしょうか。
 
特に東京のような都会においては
「見知らぬ人とは話をしない」
というのが暗黙の了解みたいになって
いるところがあります。
 
しかし、この行動は「欧米の常識」とは
大きく違います。
 
欧米において、狭いエレベーター内で、
特に1対1のような状況になった相手に対しては、
話しかけることが多いです。
 
「私は話の通じる、悪意のない人間です」
ということを示す意味で、挨拶や簡単な
会話(例えば天気)が行なわれるのです。
 
逆に言うと、何もしゃべらない、つまり、
何を考えているか分からない人間に対して
「怖い」と感じる…と言えるでしょう。
 
***
 
ちなみに、僕がいた場所は都庁であり、
ワクチンを接種することが目的でした。
 
彼の首には、3回目の接種を示すカードが
かけられていました。
 
だから僕は、彼にこうやって話しかけました。
「3回目ですか? Third time?」
 
そうしたら、仕事で海外に行くから
接種が必要――といった事情を教えてくれたので
「来月ハワイに行くから僕もなんですよ」
みたいな話をしました。
 
そうしたらなんと・・・!
 
彼はハワイに住んでいたことがあるとのこと。
なんという奇遇でしょう。
 
接種が終わった後にもいろいろと情報を
教えてもらい、そして連絡先を交換したのです。
 
彼の名前はTyler Crane。
写真や映像を撮っている人で、
 
「隠ればば(Kakure Baba)」

 
というショートフィルムがAmazonの
プライムビデオで見られるとのことでした。
 
ですから早速見てみましたよ。
 
ホラーものは、僕は基本的に見ないのですが
これも出会いです――。
 
知っている人が作った作品だと、
味わい方も変わってきますよね。
 
彼と次に会った時には
(飲みにでもいきましょうかね)
この「隠ればば」の話をいろいろと
聞いてみたいなと思いました。
 
***
 
こういう出会い、本当におもしろいと
思います。
 
英語が話せず、日本文化に染まり、
日本語だけで生きていくのもいいですが
(それで困らないかもしれませんが)
 
英語ができることによって、視野や世界を
大きく広げて生きていくこともできます。
 
僕はもはや、英語のない狭い世界で生きたくは
ないです。
 
ぜひ多くの英語学習者の方にも、
もっと広く、楽しい刺激でいっぱいの
世界を味わっていただきたいですね。
 


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。