こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤 ロイです。
あなたは、right now という表現と、
right away という表現をうまく使い分けられますか?
right awayの間違った使い方
先日、僕の生徒さんのお一人が、こういう英作文をしました。
You should think what I’m doing right away.
そもそものお題が「忙しい」ことがテーマで、
そこから自由に発想して英語で表現してください、
という英作文だったのです。
You should think what I’m doing right away.
という英文の何が問題か分かりますか?
僕は、こうやって添削をしました。
right away を使うならば、
You should think right away.
(ただちに考えるべきだ)
という風に think にかかります。
「私がいまやっていること」とおっしゃりたい
のであれば、right now を使って
what I’m doing right now
のように言う必要があります。
まあ、「ただちに考えるべきだ」と言いたければ
間違いではないのですが、かなりきつい表現に
なりますので、実際には使わない方が良いでしょう。
You should… だけでも結構きつく
聞こえる場合がありますから、
Maybe you should…
のように柔らかくすることや、
should という言い方を避けることも
多いです。
そこは本題ではないので置いといて、
right away と right now のそれぞれについて
解説していきます。
「right away」の意味は、日本語の「直ちに」に相当
「right away」というフレーズは、
この2語をセットで使います。
意味としては「ただちに」。
例えば、お客さんから要望を受けた
ホテルの従業員が
We will take care of that right away.
(直ちに、対応させていただきます)
のように言ったりします。
つまり、「これからすぐに」という意味を
表すのが right away なのです。
「right now」はnowをrightが強調している
それに対して「right now」というフレーズは、
「今」を表す now を、right が強調しているだけです。
例えば、
Do it now.
(いまやれ!)
と言いたいのを right をつけて強調することで
Do it right now.
(いますぐやれ!)
のようになるのです。
このような状況であれば、
Do it right away.
(ただちにやれ!)
と言っても意味はほぼ同じになりますから
その辺りが混同の原因かもしれません。
さて、この right で強調する用法は、
here/there でも使います。
It’s here.
(ここです)
というのを強調して
It’s right here.
(まさに、ここです)
のように言ったりできます。