NZ出身のタレント、ジェシカ・ゲリティーさんに学ぶ英語表現

 

...NZ出身のタレント、ジェシカ・ゲリティーさんに学ぶ英語表現


ジェシカ・ゲリティーさんの英語表現から学ぼう!

こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤 ロイです。
 
先日、ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」に、
NZ出身のタレント、ジェシカ・ゲリティーさん
ご出演いただきました。
 
できるだけ英語で放送したわけですが、
さすがネイティブですから、いろいろと
おもしろい表現や、タメになる言葉の使い方、
使える英会話表現などがたくさん出てきました。
 
ぜひバックナンバーをご覧いただけたらと
思いますが(↓)

 
そういった英語表現の一部をご紹介したいと思います。
 

「年齢がばれちゃった!」

「年齢がばれる」って英語でどう言えばいいか
分かりますか?
 
私ロイが最初、ジェシカさんに、
いつ日本に来たのかを尋ねた時の発言です。
 

Jessica Gerrity

Well, I came to Japan about… 14 years ago.
(日本に来たのは、だいたい14年前ね)
 

 
私ロイはここで、お決まりの冗談を入れてみます。
 
イングリッシュ・ドクター

14 years ago. When you were like 5 or 10?
(14年前ってことは、5歳か10歳くらいの時ですねw)
 

 
笑った後、ジェシカさんはきちんと説明してくれました。
 
Jessica Gerrity

When I graduated my master’s degree from university.
(大学の修士課程を修了してからよ)
I was about 23.
 

 
・・・ということは、計算をしたら、年齢がばれちゃいますね。
 
そこで、ジェシカさんはこう英語で表現したのです。
 
Jessica Gerrity

So that gives you my age, doesn’t it?
 

 
give で言えてしまうというのは、非常に英語らしいですよね。
 

なんとか「切り抜ける」

日本に来た時に、どのくらい日本語が話せたのかと
質問してみたら、答えはこうでした。
 

Jessica Gerrity

Basically none.
(ほとんど何も)
 

 
日本語がほとんど話せなかったようですが、
ジェスチャーをたくさん使ったり、
また、頑張って話そうとしていたら、
日本人はみんな辛抱強く聞いてくれたそうです。
 
そしてジェシカさんはこう表現しました。
 
Jessica Gerrity

I managed to get by.
 

 
manage to (do) は「なんとか/やっとのことで~する」、 
get by で「切り抜ける」。

どちらもぜひ使えるようになりたい表現ですね。
 

「できる」「するようになる」を表すget to

ジェシカさんは、「笑っていいとも」が大好きだったそうで、
テレビをたくさん見て、日本語を学びました。
 
例えば、料理番組を見て、料理に関する日本語を
たくさん覚えたり……。
 

Jessica Gerrity

You get to learn many words
by watching that one type of show.
(その1種類の番組を見ることで、たくさんの単語が学べるんです)
 

 
この get to (do) は、辞書的には「できる」と書いて
あったりしますが、このニュアンスは
日本語に訳すのが困難ですね。
 
get to は「~に(たどり)着く」という意味も
持ちますが、それと似たような感じで、
get to learn は「学ぶところにたどり着く」
というか、「学べるチャンスを得られる」というか。
 
get to が自然に使えるとカッコイイですね^^
 
その2へつづく


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。