『頑張らない英単語記憶法』に込めた想い

 

...『頑張らない英単語記憶法』に込めた想い


「英単語を覚える」ことは、
英語学習における非常に重要なテーマです。

誰もが通る(学生時代に通った)道ですよね。

しかし、多くの方が、

「英単語を覚えることは、苦しい暗記」

だと思ってしまっています。

でもそれは、これだけ科学の進んだ現代では
もう「過去の話」に過ぎないのです。

 

脳科学がブームになり、例えば以下のような言葉が
市民権を得るようになりました。

・シナプス
・前頭葉
・アハ体験
・セロトニン
…etc…

そして「記憶術」に関してもいろんな本が出ています。

脳科学は記憶の仕組みなどを明らかにしてくれました。

しかし、そういう情報を使いこなせている人は、
まだほんの一握りでしょう。

英語に特化した記憶の本も、
今までありませんでした。

多くの方は、

「英単語が覚えられない」

と思ってしまっていますが、それは本当に
もったいないことなのです。

 

私たちの脳の記憶容量は、一説によると
17.5テラバイトあると計算できます。

新聞に置き換えると、朝刊約52,000年分。

DVDであれば、約3,800本です。

そのくらい膨大な情報を記憶できる脳を
あなたは持っているのです。

つまり、数千個~数万個の英単語やイディオム
などを覚えることは、

「脳の仕組み」

さえ生かせば、決して難しいことではないのです。

単語を覚えることは、やり方さえ間違えなければ、
苦しいことではないんです!

でも、多くの方が、記憶の仕組みを知りません。

その結果、脳をうまく使うことができていないのです。

 

ちょっと「包丁」に例えてお話をしてみましょう。

誰もが、包丁を持って生まれています。

しかしいつのまにか、包丁を持っていること自体を
忘れてしまい、うまく使えない人がたくさんいるのです。

彼らは、包丁の「背」を使って切ろうとしています。

もちろん、うまくは切れません。

そしてこう言うのです。

「自分には、うまく切ることなんて無理だ」

 

中には、包丁を反対に持って、なんと
「柄(え)」で切ろうとする人たちもいます。

彼らは、包丁の「背」で切る人たちに対してこう言います。

「“うまく”切れないだと?

俺たちなんて、切れさえもしないんだ!」

 

・・・包丁だったら、目に見えますから
非常に滑稽なやり取りに思えるでしょう。

これがもし、目に見えなかったら……?

いや、実際にそれが起こっているのです。

みなさんの頭の中で。

折角、包丁を持っているのであれば、
「刃」を使ってきちんと切りませんか?

素晴らしい性能を備えた「脳」を持っているの
ですから、それをうまく使いませんか?

私がお伝えしたいのは、こういうレベルの
お話なのです。

 

日本語を使って、日常生活が送れる人であれば、
英語も問題なく覚えられるのです。

記憶の仕組みをうまく活用しさえすれば、
苦しい暗記など一切不要なのです。

しかし、

「英単語が覚えられない」

「何度やってもすぐに忘れてしまう」

「私は頭が悪い」

そんな風にお感じの方が結構多いのではないかと
思います。

それは、とても悲しいことです……。

なぜかと言うと、誰もが、素晴らしい
才能を持って生まれているからです。

その才能の「証拠」として、
既に日本語がしゃべれるのです。

その才能を、再びうまく生かせば、
英単語を覚えるなど、難しいことでは
決してありません。

でも、「そんな才能がある」ことを
信じられなくなってしまっている人が
少なくありません。

「頭が悪い」
「英語の才能がない」
「自分には無理」

それは、日本で行なわれている
様々な教育の結果として生まれた
悪しき「刷り込み」に過ぎないのです。

ですから私ロイは、
『頑張らない英単語記憶法』
を書きました。

あなたには、覚えたい英単語が覚えられるように
なっていただきたいのです。

また、英単語をただ「覚える」だけでなく、
使いこなしていただきたいのです。

人はみな「天才」です。

上に書きましたように、
あなたの脳は、ものすごい性能を持っています。

英単語の記憶を通じて、
その才能をうまく使えるようになってください。

そして、英語を使いこなしてもっともっと
活躍してください。

あなたにはそれだけの才能があるのですから。

 

それが、私、西澤ロイが『頑張らない英単語記憶法』
に込めた想いです。

脳科学を活用した英単語の記憶方法について
まとめた、初めての書籍のはずです。

お求めの際には、もしよろしければ、
書店さんを応援するために
リアル書店さんにてお願いいたします。

長文になりましたが、最後までお読みくださり、
どうもありがとうございます!


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。