英語で広がる可能性(@マイアミ)

 

...英語で広がる可能性(@マイアミ)


一昨日から、仕事でマイアミに来ています。

ハイアット・リージェンシー・マイアミ

マイアミのハイアット・リージェンシーにて、ABC(Accelerated Bridge Construction)、
つまり、橋梁建設の時間短縮に関するカンファレンスがあるためです。

National ABC Conference 2014

実は、このような展開は全く想像しておりませんでした。

でもこれは、英語が広げてくれた新しい可能性だと思うんです。

***

人の可能性を一番狭めるものって何だか知っていますか?

比較的言われることかもしれませんが、

「自分自身の思い込み」

なんです。

もちろん、親や周りの人から「そんなことできないよ」とか
「やめておきなさい」などと言われるから、という考え方もあるでしょう。

しかし、それを本人が信じなければ別に問題ありません。

結局、本人が「できない」「ダメ」「ムリ」などと思ってしまうことが、
自分の可能性を一番狭めることになってしまうのです。

 

またですね、別にそうやって否定的に思わなくても、
無意識に可能性を狭めることがあります。

これは結構盲点なのですが、

「これが普通だ」
「私はこういう人間だ」
「自分にはこれが合っている」

そんな風に思う(定義する)ことで、自分の知っている範囲に
自分の可能性を制限してしまうことになるのです。

***

さて、冒頭でお伝えしましたように、いま私はアメリカのマイアミに来ています。

「橋の建設」に関するカンファレンスに出席して、
プレゼンのサポートをするためです。

この専門分野に関する知識が特にあるわけではありません。

私ロイは自分のことを、英語学習のやり方や、英語の考え方を教える人だと
思っていました。

しかし今、「通訳」というか(通訳とはおこがましくて言えないので)
「翻訳」をしに来ています。

しかも「建設」という、全く明るくない分野で。

 

まあ、いきなりこの話があったわけではありません。

最初に、ある友人から、アートフェアのパンフレットの翻訳を頼まれました。
因みに「翻訳」は、サービスメニューには入っておりませんし、
アートの英語に詳しいわけでもありません^^

それが完了したタイミングで、ある社長から、翻訳を頼まれました。
うちの会社のクレド(会社方針)を明日までに訳してくれないか、と。

繰り返しますが、サービスメニューにないんですけど!

 

それをクリアしたら、また別の方から頼まれました。
マイアミでカンファレンスがあり、そのための論文を英訳したいと。

そこで、(実際の日英翻訳はネイティブに依頼しているのですが、)
ハイクオリティーの翻訳をお届けしました。

そうしたら、その方がマイアミでプレゼンもするから、
そのためのプレゼン資料も英語化して欲しい、とのこと。

本当に不思議な流れです。。。

 

で結局、そのプレゼン資料は、私が構成を考え、英語で伝わりやすく、
スピーチしやすく、また笑いの取れるものを作りました。

(実際に笑いが取れるかどうかは明日、結果が出ます^^)

そして、プレゼンのサポートをするためにマイアミに1週間
同行させていただくことになったのです。

 

そして今、カンファレンスで時間を過ごしながら、
たくさんの学びを得ています。

今までの自分の考え方が、気づかないうちにどれだけ制限を
作っていたのか、改めて感じています。

人の可能性って、自分が思っているよりもずっとずっと
大きなものだと思うんです。

それはみんなに、我々1人1人に当てはまることだと
思うんです。

 

「英語ができる」ということは、人の可能性が大きく広がる
素晴らしいことですね。

そのことを改めて強く実感しています。

プレゼンの結果について


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。