ボキャブラリーと英文法、リスニング、発音はひとまず忘れてOK!?

 

...ボキャブラリーと英文法、リスニング、発音はひとまず忘れてOK!?


こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤 ロイです。
 
日本人には、まじめな人が多いんです。
 
その結果、全てを完璧にこなそうとしてしまい、
結局、たいして身につかない……というケースが
少なくありません。
 
こういう風(↑)にお伝えしても、
自分のことだとは思わない人が多いかもしれません。
 
でも、英会話の勉強を頑張ってやっているのに
上達を感じられない人は要注意ですよ!
 
なぜなら、、、
・ボキャブラリーを増やそう
・英文法もしっかりと押さえて
・リスニング練習もして
・発音も大切

・・・などと考えてしまう人が非常に多いからです。
 
ことわざで「二兎追う者は・・・」などと
言いますが、二匹どころではないんですよ。
 
ですから私ロイが、英会話を上達させたい方に
イングリッシュ・ドクターとして伝えたいことが
あります。
 
それは、
・ボキャブラリーは増やさない
・英文法は後回し
・リスニングも後回し
・発音も後回し

にしてください、ということ。
 
それらを全部排除した上で、
「自分の既に持っている英語知識の範囲で
なんとか表現できるようにする」

ことが大事なのです。
 
そこだけに集中してようやく、
いままでどれだけ余計なことに時間を割いて
しまっていたかが見えてくるのです。
 
***
 
ボキャブラリーは、もちろん多いに越したことは
ありませんよ。
 
でも、英語が話せない原因は、
ボキャブラリー不足ではないのです。

 
既に持っているボキャブラリーを使いこなせない
ことが最大の原因なのです。
(ボキャブラリーがない、と思い込むことも含みます)
 
文法だって、もちろん知っているに越したことは
ないのですが、「これは過去形? それとも…?」
などと些細なことに迷ってしゃべれなくなる人が
非常に多いんです。
 
それでは本末転倒ですよね。
 
リスニングや発音を後回しにすべき理由については
以前、こちらの記事に書きました。

 
つまり、ボキャブラリーは増やさなくていいんです。
文法も、リスニングも、発音も後回しでOKなんです。
 
「あなたが既に持っている力をしっかりと生かす」
ことが、英語を話す上では欠かせない――。

 
そのことをぜひ、肝に銘じておいてください。
 


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。