英語は暗記科目ではない

 

...英語は暗記科目ではない


英語は暗記科目。

そのように勘違いしてしまっている人が少なくありません。

しかし、私ロイは強く言いたいのです。
英語は暗記科目ではなく「納得科目」だということを。

英語には英語の考え方があり、日本語のそれとは大きく違います。
ですから、文字も、音も、単語の意味も、語順も全然違います。

そんな英語を学校でどうやって教わるかというと、
カタカナ読みをして、日本語に訳します。

でも、英語を日本語の枠にはめることって、そもそもできるんでしょうか?
私は無理だと思います。

それを無理にしようとするから、暗記だらけになってしまうのです。
そして、英語が必要以上に「難しい」ものに思えてしまうのです。

英語は決して難しいものではありません。

むしろ、シンプルに学べば、子供にだって理解できるものです。
大人が理解できないのっておかしくありませんか?

大切なことは、「英語はそういうものだ」と言い聞かせたり、
暗記したりしないことです。

「どうしてそういう言い方をするんだろう?」
「どういう仕組みなんだろう?」
「どういう考え方なんだろう?」

という風にぜひ疑問を持ち、そして質問してみて下さい。

もしかすると、先生から「英語はそういうものだから覚えろ」と言われてしまうかもしれません。
でも、それを鵜呑みにしないでいただきたいのです。

すぐには答えは得られないかもしれません。
でも、疑問を持ち続け、問い続けてみて下さい。

そのうち、納得できる答えがきっと得られるはずです。

そうすると、英語が「血の通ったもの」だということが分かり、英語学習がもっと楽しくなります。
英語への理解が深まりますので、上達も加速します。

ですから、英語は「納得科目」だということをまずは知って下さい。
そして、納得できるように、ぜひ学び方を工夫してみて下さい。


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。