TOEICの効果的な学習法は?

 

...TOEICの効果的な学習法は?


読者の方からこういうご質問をいただきました。m(_ _)m

Q.取り急ぎTOEICを受験するように会社から言われており、立場上、それなりの点数をとりたいと思っています。
おそらく、ListeningはそれなりとしてもReadingで点が取れないのではないかと想像しています。
効果的な勉強法を教えてください。

TOEICのリーディング対策ということですが、私ロイがおススメするのは【2つのポイント】を押さえた対策です。

まずは1つ目のポイントですが、
「Part5 の文法対策をしっかりと行なう」
ことです。
これをやらない人は、時間がなくなります。

TOEIC試験は全部で2時間。

リスニングセクションが45分、
リーディングセクションが75分です。

リーディングセクションでは、Part5の文法問題が40問あり、その後13個の長文を読んで60問に答えなければいけません。

文法問題でつまづくことは、長文を読む時間を減らす行為になってしまうのです。

なお、Part5 では「正確な文法知識」が問われます。
つまり、「なんとなく」しか知らない場合には答えられません。

その場合には
「うーん、どっちだろう・・・?」
と悩むことになります。

その結果、それが正解だろうと不正解だろうと関係ありません。
その後の長文を読む時間がなくなることで点数が大きく下がってしまうのです。

ですから、TOEICのリーディングセクションの対策をしたい方は、まずは
「Part5 の文法対策をしっかりと行なう」
ことを心掛けて下さい。

「しっかりと」というのは、正確な文法知識を身に付けるということですね。

そして、2つ目のポイントは
「速読をしない」
ということです。

「えっ?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
TOEICのリーディングセクションは75分間で100問を解かないといけません。

時間がない中で、たくさんの長文を読まないといけない。
だから「速読」は必須だ、と思っている人が結構いらっしゃるのではないでしょうか?

でも、敢えて言います。
「速読はしない」で下さい。

なぜかと言いますと、「速読」というものは、早く読もうとしてできるものではないからです。

例えば、ご飯を早く食べようと思って、早く食べたら何が起こりますか?
慌てて食べることになり、噛む回数が減って飲み込むことになりますよね。
つまり、食事を味わわなくなりますし、消化にもよくありません。

英語のリーディングも全く同じです。

「早く読もう」としても、味わうことができません。
消化ができなくなるのです。
ですから、速読をしようとすることは、オススメできません。

では、どうしたらよいか?

逆説的ですが、「精読」をして下さい。
ゆっくり、しっかり、じっくりと読むのです。

ただし、1点だけ気を付けて下さい。
それは「1回で読んで理解する」ということです。

返り読みをしていたり、何度も読み返して理解しようとしていては、
いつまでたっても早く読むことはできるようになりませんからね。

どんなに時間がかかってもいいので、1回で理解して下さい。
理解できないところがあれば、辞書や文法書などをしっかりと調べます。

それが「精読」という読み方です。

最初は時間がかかります。
しかし、これをやっていくことで、読む筋肉がついていって、
英文がだんだん早く読めるようになっていくのです。


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。