「トイ・ストーリー4」は最高?最悪? こういう人はショックを受ける

 

...「トイ・ストーリー4」は最高?最悪? こういう人はショックを受ける


こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤 ロイです。
 
英語に関する記事を書こうと思って
「トイ・ストーリー4(Toy Story 4)」
を見てきました。
 
・・・が、それ以前にこの映画の評価に対して
思うことを書きたいと思います。
 

「トイ・ストーリー4」は評価が真っ二つに割れている

「トイ・ストーリー4(Toy Story 4)」
には、新キャラの

「フォーキー(Forky)」

が登場します。
 

 
前作で、ウッディ(Woody)らの持ち主は
ボニー(Bonnie)という女の子になりました。
 
ボニーが幼稚園の体験会に行った時に
作った“おもちゃ”がフォーキーなのです。
 
 
フォーキーの材料は、捨てられていた
先割れスプーン(spork)などのゴミ。
 
ですからフォーキーは、自分のことを
「おもちゃ(toy)」ではなく
「ゴミ(trash)」だと思っています。
 
フォーキーは、まるで自分の居場所は
ゴミ箱の中だ……と言わんばかりに、
隙あらばゴミ箱へとダイブするのです。
 
 
それ以上のストーリーについては、
ネタバレになるので書きませんが、
これまでの作品で描かれてきた
価値観をひっくり返すかもしれない
意欲作(もしくは問題作)です。
 
この「トイ・ストーリー4」を見て、
大きなショックを受け、
「見ない方が良かった」
と思う人もいます。
 

「トイ・ストーリー4」にショックを受ける理由は…?

人って、小さな子どもに対して

「このままずっと子どものままでいて欲しい」
「ピュアなままでいて欲しい」

などと思うことってありますよね。
 
でも実際には、子どもはどんどん成長
していくわけですが。
 
 
なんか、そういう感じの
「ずっと変わらないでいて欲しい」
という想いを、トイ・ストーリーの
おもちゃたちに託したい――という人たちが
結構いるのではないかと思うんです。
 
 
これまでの「トイ・ストーリー」では、
おもちゃたちは、子どもから捨てられたり
して“ひねくれる”場合もありますが、
 
基本的にはいつまでも純粋に、悲しいほどに、
子どものために献身をしてきました。
 
 
おもちゃが子どもに捨てられたりする
悲しいシーンは何度も描かれましたが、
最終的にはハッピーエンドで終わって
いたのです。
 
その価値観が好きな人は、
「トイ・ストーリー4」は見ない方が
いいと思います。
 

「トイ・ストーリー4」を見ない方が良い人とは?

なぜなら、「トイ・ストーリー4」では
おもちゃたちの成長が描かれてしまっている
からです。
 
例えるならば、ずっと子どものままでいて
欲しかったおもちゃたち(の一部)が、
「思春期」に入りつつある感じでしょうか。
 
 
前作「トイ・ストーリー3」が世に出たのが
2010年ですから約9年前。
 
その時点で、ウッディの元の持ち主である
アンディも大学生になってしまいました。
 
それからまたしばらく時間が経っての新作ですから
喜び、悲しみなど、様々な経験を重ねてきた
おもちゃたちにも、一皮むける時が来た……
という感じがしました。
 
ちなみに、それを先導するのが、前作には出ず
久しぶりに登場した「ボー・ピープ(Bo Peep)」。
 
やはり男子よりも女子の方が、思春期に入るのが
一般的に早いことと対応しているのかもしれません。
 
 
ですから、子どものままのおもちゃたちによる
「トイ・ストーリー」を心の中に大事に取って
おきたい人は、「トイ・ストーリー3」の完璧な
エンディングで完結させるのがベストです。
 
「トイ・ストーリー4」のキャッチコピー、

あなたはまだ――
本当の「トイ・ストーリー」を知らない。

は、ちょっと良くなかったなと思います。
 
これはあくまでも「“裏”トイ・ストーリー」だと
思った方が良いでしょう。
 

別のタイトルをつけるならば…

「トイ・ストーリー」の根幹となるコンセプトを
ぶち壊しかねない、おもちゃたちによる「成長」――。
 
それを見ることに抵抗を感じる方には、
「トイ・ストーリー4」はちょっと
オススメできません。
 
 
ただ、「トイ・ストーリー3」までも
大事に取っておきたいけど、思春期も
気になる――という人もいるかもしれません。
 
その場合には、この映画は
「トイ・ストーリー」のシリーズだとは
思わない方が良いでしょう。
 
私だったら、「Toy Story 4」ではなく
別の名前をつけますね。
 
例えば・・・
 
「Trash Story」
 
(※ちなみに日本語に「ゴミ・ストーリー」などと
直訳するのはかなり違うかなと思います。
英語だと toy と trash は頭のTの音が同じ
なので、言葉遊び的な要素が含まれますので)
 

「トイ・ストーリー4」に繰り返し登場する3つのキーワード

なぜなら、今回の「トイ・ストーリー4」
では、繰り返し出てくる言葉(キーワード)が
3つあるように思うからです。
 
1つは、「ゴミ(trash)」であり、
「捨てる(throw away)」こと。
 
もう1つは、英語で lost。
 
おもちゃを「なくす」ことであり、
「迷子になる」ことでもあります。
 
この2つは、どちらもおもちゃにとって
よくあることですし、フォーキーは
自分のことを「ゴミ」だと思っています。
 
フォーキーが「I’m trash.」と言い、
ウッディが「You’re a toy.」と何度も諭す
ような場面が出てきます。
 
しかし、そんなウッディも、ボニーにあまり
大事にしてもらえません……。
 
だからこそ、「Toy Story」というよりは
「Trash Story」と呼んだ方が、個人的には
しっくりと来ます。
 
 
ちなみに、もう1つのキーワードは
「内なる声(Inner Voice)」。
 
まさに「思春期」だと思うんですよね。
だからこそ、自分の本心に耳を傾けることが
大事なんです。
 

 
P.S.
Twitter で「#いつまでも君はともだち」という
ハッシュタグのキャンペーンをやってます
けど、映画見ないで(見る前に)考えたのかな…?
 


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    TV・ラジオでおなじみのイングリッシュ・ドクター(英語のお医者さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、「TOEIC L&Rテスト最強の根本対策」シリーズ(実務教育出版)など、計9冊で累計15万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。

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