一昨日から、仕事でマイアミに来ています。
マイアミのハイアット・リージェンシーにて、ABC(Accelerated Bridge Construction)、
つまり、橋梁建設の時間短縮に関するカンファレンスがあるためです。
実は、このような展開は全く想像しておりませんでした。
でもこれは、英語が広げてくれた新しい可能性だと思うんです。
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人の可能性を一番狭めるものって何だか知っていますか?
比較的言われることかもしれませんが、
「自分自身の思い込み」
なんです。
もちろん、親や周りの人から「そんなことできないよ」とか
「やめておきなさい」などと言われるから、という考え方もあるでしょう。
しかし、それを本人が信じなければ別に問題ありません。
結局、本人が「できない」「ダメ」「ムリ」などと思ってしまうことが、
自分の可能性を一番狭めることになってしまうのです。
またですね、別にそうやって否定的に思わなくても、
無意識に可能性を狭めることがあります。
これは結構盲点なのですが、
「これが普通だ」
「私はこういう人間だ」
「自分にはこれが合っている」
そんな風に思う(定義する)ことで、自分の知っている範囲に
自分の可能性を制限してしまうことになるのです。
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さて、冒頭でお伝えしましたように、いま私はアメリカのマイアミに来ています。
「橋の建設」に関するカンファレンスに出席して、
プレゼンのサポートをするためです。
この専門分野に関する知識が特にあるわけではありません。
私ロイは自分のことを、英語学習のやり方や、英語の考え方を教える人だと
思っていました。
しかし今、「通訳」というか(通訳とはおこがましくて言えないので)
「翻訳」をしに来ています。
しかも「建設」という、全く明るくない分野で。
まあ、いきなりこの話があったわけではありません。
最初に、ある友人から、アートフェアのパンフレットの翻訳を頼まれました。
因みに「翻訳」は、サービスメニューには入っておりませんし、
アートの英語に詳しいわけでもありません^^
それが完了したタイミングで、ある社長から、翻訳を頼まれました。
うちの会社のクレド(会社方針)を明日までに訳してくれないか、と。
繰り返しますが、サービスメニューにないんですけど!
それをクリアしたら、また別の方から頼まれました。
マイアミでカンファレンスがあり、そのための論文を英訳したいと。
そこで、(実際の日英翻訳はネイティブに依頼しているのですが、)
ハイクオリティーの翻訳をお届けしました。
そうしたら、その方がマイアミでプレゼンもするから、
そのためのプレゼン資料も英語化して欲しい、とのこと。
本当に不思議な流れです。。。
で結局、そのプレゼン資料は、私が構成を考え、英語で伝わりやすく、
スピーチしやすく、また笑いの取れるものを作りました。
(実際に笑いが取れるかどうかは明日、結果が出ます^^)
そして、プレゼンのサポートをするためにマイアミに1週間
同行させていただくことになったのです。
そして今、カンファレンスで時間を過ごしながら、
たくさんの学びを得ています。
今までの自分の考え方が、気づかないうちにどれだけ制限を
作っていたのか、改めて感じています。
人の可能性って、自分が思っているよりもずっとずっと
大きなものだと思うんです。
それはみんなに、我々1人1人に当てはまることだと
思うんです。
「英語ができる」ということは、人の可能性が大きく広がる
素晴らしいことですね。
そのことを改めて強く実感しています。