新形式となったTOEICの受験結果&感想は…

 

...新形式となったTOEICの受験結果&感想は…


2016年5月から、TOEIC試験が新形式になりました。
一応、英語を教える身として、受けないわけにはいかない……
ということで受験してきました。

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実は、ちょうど10年前。
2006年にも同じようなことがありました。

TOEICの試験形式が変更になり、
例えばイギリス英語の発音なども導入されたのです。

それまでの私のTOEICスコアは945点でした。
(確か2003年に受験)

そして、新しくなり、難易度の上がったTOEICを受けてみたら、
満点の990点だったのです。

「これでもうTOEICは受けなくていいや」
と思ったのが10年前のことでした。

しかし今回、また試験形式が変更になります。

リスニングも、リーディングでも、長文問題が増え、
試験の難易度が高くなるのは明らかです。
(スコア自体は偏差値ですので、ちゃんとした実力が
ある人であれば上下はしないはず)

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とにかく、5月29日(日)。

10年振りに新しくなったTOEIC試験を、
私も10年振りに受けてきました。

まず、印象として感じたのは、
「なおさらクセのある試験になった」
ということです。

元々TOEICは万人向けの試験ではありません。

2時間で200問を解かなければいけませんので、
集中力や、瞬時の判断力が求められます。

つまり、おっとりした人や、天然ボケと言われる
人たちには高スコアが出づらい
「英語を使った情報処理試験」
なのです。

それが、さらに時間がなくなり、
クセが強くなった(ちょっとやりすぎでは?)
という印象を受けました。

そっち方面に難しくしなくても……というのが
個人的な意見です。

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さて、受験結果がどうだったか。

まず手ごたえとしては、難易度が上がることで
余裕が減りました。

そして、リスニング問題では2問ほど、
完全に落としました。
(なんか耳に入ってこなかったのです)

リーディング側でも、Part5で1問
分からないのがありました。

まあ最終的に7~8分余って終わることが
できましたが……

そして、気になる結果(スコア)は、こちらです。

↓↓↓

score985

・・・ということで、惜しくも5点及ばず、
満点は逃してしまいました。

でもまあ、これでまた10年間は
TOEICを受験しなくてもいいかな・・・?


  • この記事を書いた人

    イングリッシュ・ドクター 西澤ロイ

    イングリッシュ・ドクター(英語のやさしい“お医者”さん)。
    英語が上達しない原因となっている「英語病」をなおす専門家。
    TOEIC満点(990点)、英検は4級。獨協大学英語学科を卒業。言語学を専攻。

    著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、新刊『英語学習のつまずき50の処方箋』(ディスカヴァー21)など、計11冊で累計17万部を突破(書籍の一覧はこちら
    日本人が「英語ができない時代」を終わらせることを目指して日々活動中。