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『頑張らない英会話フレーズ』

書籍情報

『頑張らない英会話フレーズ』

頑張らない英語シリーズ第4弾!

『頑張らない英会話フレーズ』

出版社:あさ出版
出版年月:2015年12月
部数:約15,000部(3刷)
ISBN:978-4-86063-834-4
kindle版もあり)
<購入者プレゼント>
 ⇒本書に掲載されている英文の「ネイティブ音声」をプレゼント!

※以下、読みたい項目をタップ/クリックしてください。

私は中学高校の6年間、受験英語を頑張って勉強しました。
その努力の甲斐あって、大学は英語学科に入ることができました。
しかし、英語を「しゃべる」ことは全くと言っていいほどできなかったのです。

危機感を覚えた私は、そこからさらに英会話の勉強をしました。
たくさんの英会話本を読みあさり、ボキャブラリーを増やしました。

・・・しかし、1年経っても、英会話力は大してアップしなかったのです。

大学2年生になって、意味論という授業に出会うことで、
それまでの学び方がどれだけ的外れだったかを思い知らされました。
私は英語を学んでいるつもりで、日本語訳しか見ていなかったのです。

そこで学習法を根本的に切り替えたところ、わずか3ヶ月の間に
英会話力をかなり上達させることができました。
またその後も、私の英語力はトータル的にぐんぐんと伸びました。

そこで必要だったことは、英語を「日本語に訳して理解する」
のではなく、基本的な単語を深く理解することでした。

英語は暗記科目ではありません。
言語なのですから本来、子供でも話せるものです。

takeやmake、have、put、get…
そういった基本的な単語をきちんと理解すれば、
英語は誰でも話せます。

一切暗記をせずに、30個の既に知っている基礎単語の
理解を深めるだけで、約300の英会話表現が身につく・・・
『頑張らない英会話フレーズ』はそんな本です。

・はじめに ~ボキャブラリー不足ではなかった!?~
・Prologue 鍵はボキャブラリーを“深める”こと
 暗記体質から抜け出そう
 中学英語さえあれば英語はしゃべれる
・Chapter 1 基本動詞や前置詞はこうやって理解する
 動詞や前置詞の本質の掴み方
 動詞の感覚を実際に掴もう
 動詞+前置詞を実際に組み合わせてみよう
・Chapter 2 in⇔outが持つ英語ならではの感覚
 前置詞inの句動詞をマスターする
 前置詞intoの句動詞をマスターする
 前置詞outの句動詞をマスターする
・Chapter 3 英語感覚のスイッチを、offからonにしよう
 前置詞onの句動詞をマスターする
 前置詞offの句動詞をマスターする

・中学英語で大丈夫と言われても、動詞の意味を覚えられないから自信がない人。
・基本動詞や前置詞に関する英語感覚を知りたい。
・文法や読むことは比較的得意だが、英会話となると苦手な人
・英語をやりたいけど「難しい」と感じてしまっている人

基本動詞と前置詞の組み合わせでいろいろな意味をあらわすことができることに着目していておもしろかったです。
特に前置詞の役目、意味をよく理解していると基本動詞との組み合わせで数多くの意味の言葉ができることがわかりました。

単語帳にある難しい単語よりもこれらの基本動詞と前置詞の組み合わせを使う方が実際にネイティヴが使っている英語に近くなっていくと思います。
初心者だけでなく中級者、上級者も、なるほどなるほど、と思いながら楽しく読み進めていくことができる素晴らしい本です!!
だいたいの“英語がペラペラ喋れる” “英会話がマスター出来る”と、うたっている本は、 例えば、海外のレストランに入ってビーフを頼んだらエビが出てきた時には何て言うか・・・とか、 現実世界ではなかなか出くわさないような場面で使う英会話のフレーズがドカドカと書いてあって、 サーと読み飛ばしてしまい、後はほとんど何も残らない。

また、そういう本は初心者には難しい英単語が混じっていて読み方や意味が分からないことも少なくない・・・

でも、この本は違った。

書籍名の通り、英会話のフレーズが出てくることは出てくるんだけど、 ポイントを日常英会話とか海外旅行の英会話にあてているのではない。
例えば、『 have 』 という動詞にポイントをあてて、 わたし達が知っている、『 have 』 の表面的な意味ではなく、 『 have 』 の本質的な語源というか言語そのものの意味を解説する。

そのあとに、『 have 』 を使った日常英会話から物語の英会話など多くの人が場面を想像しやすいように、 広範囲な分野のフレーズが、わかりやすい中学校で習ったような英単語で書かれている。

無駄に幾つもフレーズばかりを記憶しようとするより、 この著者が意図しているように、 よく使われている例えば動詞などの単語の深いところを、 掘り下げて知識として習得していく方がより腑(ふ)に落ちていき、 しっかり身に付くと思う。

特に、仕事で英語を使う機会が出てきて、 英語を喋れるようにならなければいけない人には、 他の英語本を読む前に、まずはこの本をじっくり読んで、 英語という言語の本質を知ってからのほうがいいかもしれない。

逆に、表面的な、かる~い感じで英会話のフレーズを幾つか読んで、 喋る練習をされたいだけの方には、この本はちと深すぎると思う。
最初、ありがちな英会話の本だと思って購入したけど、 いい意味で期待を裏切られた・・・
英語を喋る瞬間に日本語のイメージや瞬間英作文の作業がストレスに感じてどうしてだろうと考えていたら、 「英語の設計思想って全然違うじゃん」 と当たり前のことに気がついて、英語の発想が学べる本を探していてこの本に行き着きました。

タイトルと裏腹に、英語の発想がイメージできる本です。
色々と英語の発想が学べる本を探しましましたが、一番コスパがいいです。

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